Yさん(34歳)& タワシさん(34歳)NO.04

卒業生について

女性プロフィール
仮名:Y
性別:女性
年齢:34歳
職業:看護師
趣味音楽鑑賞
妊活・不妊治療
1人目の治療
治療開始年齢:30歳
治療期間:2年

タイミング法 :◯
体外受精 :7回
       

男性プロフィール
仮名:タワシ
性別:男性
年齢:34歳
職業:会社員
趣味:読書、DIY
妊活費用
総額:300万円

 
クリニック名: 某銀座のクリニック
※以下のインタビューは、あくまでの卒業生の感想であり、登場する個人・法人に関する感想として、1つの参考情報として頂けましたら幸いです。
妊活・不妊治療中の方へ 応援メッセージ

治療中は終わりのない暗いトンネルを彷徨っている気分で、治療中は楽しい、嬉しい感情がなかったです。ただ、希望だけは捨てずに!また、仕事のことを優先しがちですが、自分の体を一番に考えて、勇気をもって上司に相談することも大切だと思いました。

インタビュー概要

2022年2月6日に、Yさんにインタビューを行いました。7回の 体外受精 に及ぶ治療中は、楽しい嬉しいと言う感情がなかったそうです。それでも希望を捨てずに、仕事と両立しながら治療を続けられた思いと秘訣をうかがいました。Yさん貴重なお話をありがとうございました。
子授かりネットワーク Koshi

質問:不妊治療を始められたきっかけを教えてください。

Koshi

治療を始めたいと思われたきっかけを教えて下さい。

Y

29才の時に結婚したんですけど、その前から子宮内膜症 があったんですね。
結婚してからなかなか半年以上子供ができなくて、チョコレート嚢腫もあるとのことだったので、『もしかしたら。』と思って、不妊治療専門のクリニックに相談したら、やっぱり卵管も詰まっているということで、「すぐに治療をしたほうがいい。」とのことでスタートしました。

Koshi

その時はご主人に最初に相談をして、不妊治療の病院に行かれたのですか?

Y

そうですね。こういう病気がもともとあるから『ちょっと検査だけでも。』と思って不妊治療クリニックに行って、結局やっぱり卵管が詰まっているということで、主人と相談をしてクリニックにいきました。

Koshi

その時のご主人の反応はどうでしたか?

Y

「やっぱり診てもらわないとわからないから、とりあえず行ってみた方がいいね。」ってスムーズにいきました。

質問:旦那様の協力について教えてください。

Koshi

先生から「体外受精をしましょう。」と言われた時、旦那さんとの話し合いはどうでしたか?

Y

私の中では『体外受精じゃないと厳しいかも。』と思っていたので、『やっぱり体外受精をやった方がいいかな。』と思っていたのですが、旦那の方が『もう少し様子を見たら、普通にできるんじゃないか?』って思いが強かったんですけど、でも「ここまでやってなかなかできないから、少しやってみてもいいんじゃないか。」という話をして。

最初は旦那の方は納得いっていないというか、治療をすることに前向きじゃなかったんですけど、『やってみようか。』となって始めていきました。

Koshi

それぞれの思いがあるなかで、その思いを一つの方向に決めていく時にゆみこさんが大切にしていた言葉がけやお気持ちはありますか?

Y

やっぱり『旦那の話もしっかり聞かないといけないな。』と思ったので、「じゃあ、いついつくらいまで頑張ってみようか」って。

すぐに「体外受精をやろうよ。」ではなくて。「どのくらいまで様子見て、だめだったらやってみようか」という感じで。「すぐに治療をしよう。」とはに言わないようにしました。

質問:治療する病院を選ばれた理由を教えて下さい。

Koshi

不妊治療クリニックに行くとなった時に、『どこの病院に行こう。』か迷われませんでしたか?

Y

不妊治療クリニック自体がどこにあるかわからないし、どういうところかというのがわからなかったです。

もともとPMSもあったので、そこで通っていた産婦人科が不妊治療の検査や治療をしているのか電話で聞いたりして。

そこはやっていなくて、自分の家の近くでクチコミとかみて、近くの不妊治療クリニックにいきました。

Koshi

クリニックを選ぶ上で、やはりクチコミは参考になりましたか?

Y

そうですね。

クチコミと、仕事をしているので、通える時間や診察時間が合っているところを探しました。

Koshi

最初の病院で出産までされたのですか?

Y

いえ、最初の病院は卵管が詰まっているということで、「まず卵管閉塞を直した方が良い。」ということで、FTという卵管拡張の手術をするところまで通っていました。

Koshi

転院した理由を教えていただけますか?

Y

卵管閉塞の手術をしてもらった時に、すごく嫌な思いをしたというか先生と合わなかったんですよね。

「痛い。」というのは聞いていたけど、その先生の方針が『自分の卵巣が見えるまでは、意識を無くさない方がいいから、我慢してやった方がいい。』と言われて、それまで麻酔をほとんどなくやってというのがすごく嫌で、『変えたい。』と思いました。

手術をした後もなかなか子どもができなかったので、改めて気持ちの整理も含めて、銀座のクリニックに変えました。

Koshi

次のクリニック選びは最初とは異なるポイントはありましたか?

Y

銀座に移動する前に、『子宮内膜症の手術をした方がいいのか。』旦那と話をしていたんですね。



卵管閉塞は治ったから、『子宮内膜症やチョコレート嚢腫ももう一回ちゃんとみてもらった方がいいかどうか。』

順天堂浦安病院に行ったんですね。たまたまそこで不妊治療もチョコレート嚢腫の手術も行っている先生だったので事情を話したら、「これは早く手術した方がいい。」と言われて手術をしたんです。

その先生に「不妊治療をするとしたら、どこの病院がおすすめとかありますか?」と聞いたら、「不妊治療クリニックはある程度同じで差はないから、通いやすいとかで決めてもいいと思うよ。」と言われて、旦那と私の職場の中間の銀座で、かつ予約制じゃなく仕事終わりに行けるという点でそこにしました。

Koshi

予約じゃないのが魅力的な方もいらっしゃるんですね。選ばれた銀座のクリニックはいかがでしたか?

Y

最初は知らない先生だったので、『この先生に任せていいのか?』わからなかったです。
ちょっと無表情の先生だったので。でも『何回かはここで頑張ってみよう。』と話しあって、通っていきましたね。

Koshi

順天堂の先生との出会いがよかったんですね。

Y

そうですね。

本とか読んでいると『チョコレート嚢腫は手術しないで不妊治療をした方がいい。』とかいう先生の方が多いくいらしたので。先生は「すぐ手術した方がいい。」と自信を持って言ってくれたので、『この先生を信じてやってみよう。』と思えました。

質問:治療について教えて下さい。

Koshi

治療の進め方を教えていただけますか?

Y

近くのクリニックで、まずタイミングをやって、その後卵管閉塞がわかったので手術をして、その後もなかなか授からなかったので、順天堂で手術をして、半年くらいタイミングをとってだめで銀座の不妊治療クリニックに行って、体外受精をした流れです。

Koshi

転院後はすぐに体外受精になったんですね?

Y

銀座の先生に、こういう手術をして、その後もなかなか授からないという話をしたら、「もうそれは体外受精やった方がいい。」となりました。

Koshi

体外受精を始めてからはいかがでしたか?

Y

体外受精は『とにかく先生に任せよう。』と思って、すごく強めの刺激で不妊治療をしました。名前は忘れてしまいましたが、強い卵巣刺激法だと思います。

Koshi

体外受精は何回されたのですか?

Y

7回やりました。

Koshi

その7回の間にお気持ちの葛藤などありましたか?

Y

もうすごく辛くて。

最初の刺激法で5個卵ができたんですね。『この5個だったら。』と思いながら、『とりあえず5個頑張ろう。』と思ってやったんですけど、やっぱりダメで・・・。

毎回ダメになる度に大泣きして 。
自分は精神科で働いているんですけど、 中絶して鬱になったとかそういう患者さんもいたりしてもうすごく辛くて。
ずっと家で泣いてたり、旦那に話を聞いてもらったり 、自分の母親も結構話を聞いてくれて。

話を聞いてもらって『希望だけは忘れないでやろう。』ってなって、その繰り返しみたいな感じでした 。

でも5回行っている期間はもう 全然楽しいとか嬉しいとかそういう喜びがなくて。芯から喜べるようなことがなくて 、本当にその1年間2年間はずっと 心が開かないと言うか ずっと心がどんよりしてました。

でも希望だけは捨てないでやろうって本当にそれだけでやっていました。

Koshi

苦しい時に支えてくれたのはどんなサポートでしたか?

Y

『やっぱり子供が欲しい。』という気持ちと、『旦那にも子供を見せてあげたい。』という思いです。

職場の先輩でとてもよく話を聞いてくれる方がいて、その先輩も精神科の看護師だったので聞き上手でずっと救われてました。

Koshi

5回だめだった後はどのように進んでいったのでしょうか?

Y

5個だめで、すぐに次には進めなかったんですね。気持ちの整理もつかなくて。



でも1ヶ月後くらいからは悲しんでいる場合じゃないからやろうとすぐ再開しましたね。

Koshi

7回目で授かった時のお話を聞かせてください。

Y

自分で妊娠検査薬を毎回やるように先生から言われていたんですが、やった時がちょうど夜勤前で。『あれ?赤くなっている。』という感じで。

でもやっぱり最初は信じられなくて、『見間違いじゃないかな。』って。
そしたらやっぱり出てて、旦那は自宅で仕事していたので旦那に言ったら「でてるじゃん!」ってなって。すごく大喜びした記憶があります。

でもすぐに夜勤だったので仕事の方に切り替えて。
その日の夜勤がすごく大変だったんです。そのことを忘れるくらい仕事に集中して、終わってから母親とかに話したりした覚えがあります。

Koshi

とても嬉しかったでしょうね。

Y

そうですね。嬉しかったんですが、6回だめだったので、『このままぬか喜びできないな。』って思っていました。

Koshi

出産までの経過はいかがでしたか?

Y

安定期に入るまでも出血してて切迫みたいになっていたので、嬉しいんですけど産むまで喜びすぎてはいけないなと思っていました。

Koshi

鍼灸や整体など治療以外のことはしましたか?

Y

特にしていません。葉酸サプリはしっかりとったのと体を冷やさないように、食事の偏りがないようにはやっていました。

Koshi

刺激が強い治療の副作用や体調はいかがでしたか?

Y

副作用が強くて腹水が溜まっちゃったりもして、夜勤が急遽できない時もありました。

上司に伝えたら「夜勤はやめておこう。」と日勤にしてくれたりとか調整してくれました。

あとは強い刺激でとった卵があまりグレードがよくなかったので、違う方法に変えてみようとなって変えたら、副作用もなくいい受精卵もできたいうのもありました。

Koshi

採卵のグレードは気にしていましたか?

Y

気にしていましたね。最初の5個はB,Cが多くて、先生は『大丈夫。』といつも前向きに言ってくれてたんですけど、やっぱりネットで調べたりはしていました。

質問:不妊治療で大変だったことは何ですか?

Koshi

不妊治療で一番大変だったことは何ですか?

Y

仕事との両立です。

職場の方に『本当に申し訳ない。』って気持ちが強くって。

急に休まないといけない時もあったので。申し訳ない気持ちが強かったんですけど、仕事の先輩にママさんナースもいて、不妊治療をしていることは何人かには言っていたんですけど、とにかくスタッフに『休みをありがとうございます。』と言う感謝の気持ちは忘れないようにして、仕事ができるときはちゃんといろんな仕事を引き受けたり笑顔でずっといるとか、スタッフに信頼されるような行動をとってきたというのはあります。

メンタルの患者さんの対応だったので、すごく辛かったんですけど、看護師ってサービス業みたいに自分の中では思って、仕事をしている時は自分の感情を捨てて、とにかく患者さんのことを見ようと思って働いていました。

質問:ご主人のサポートについてお聞かせください。

Koshi

ご主人とはどんな話をしていましたか?

Y

私のどんな感情でも動じない人なので、淡々といつも通り『大丈夫だよ。』って。
親身に「そうだね。」でもなく、普段通りに常に接してくれてました。『大丈夫だよ。授かるよ』って感じ。

でも検査や治療の度に一緒についてきてくれていたので、言葉掛けは少ないけれど、ちゃんと不安な時もついてきてくれて、そういうところも救われてはいました。

Koshi

ご主人に対して不安から来る苛立ちはありませんでしたか?

Y

泣くのはしょっちゅうありましたが、怒りより悲しくて泣くことが多かったですかね。

Koshi

不妊治療中、平日に病院に行く際はご主人の仕事の調整は必要でしたか?

Y

基本的に平日の移植などのイベントの時は、「いついつ来てください。」と指定があることが多いので、仕事が忙しくない時は旦那さんが検査する前は付き添ってくれたり、終わったら迎えにきてくれたりそういう調整はしてくれていました。

質問:治療にかかったお金について教えてください。

Koshi

治療にかかったお金のことを聞かせてください。

Y

200万ちょっと体外受精にかかっていて、卵管閉塞の手術に80万くらいはかかりました。

Koshi

治療を続けていけたのはご夫婦でお仕事をしていたのは大きいでしょうか?

Y

そうですね。どうしても治療を続けるとなるとお金がないと続かないので、とにかく働ける状況で働いて、お金が出せる限りはということでやっていました。

Koshi

助成金は対象外だったということなので、全てご自身で出された金額ですもんね。

Y

お金については『とにかく働くだけ働こう』ということで、特に毎月何十万とかかってもお互い言うとかはなかったです。

質問:お仕事との両立について教えてください。

Koshi

お仕事との両立はいかがでしたか?

Y

私の意見は役に立つかわかりませんが、その時の上司が不妊治療に対して理解のある上司だったんですね。
授かったのがわかったのが2年前の3月なので、コロナが流行っていたのもあって。不妊治療をやっているのも師長は知っていたので、「もう休みなよ。」って言ってくれたんですね。
つわりの時期とか休んでいいから。」って。

3月に妊娠がわかってから6月までお休みをくれたんですね。7月くらいにまた復帰したんですが、「コロナが増えはじめてるから、この状況だからずっと休んでいいよ。」って言ってくれて、1ヶ月くらい働いたんですけど、切迫気味もあったのでほとんど休暇をいただいていました。

ちょっと働いている時期もあったんですけど、その時はお腹が変な感じというか、出血とかもあったので、気が気じゃなくて、『こんなんじゃ、夜勤なんてできないや。』と思いながらやってました。

普通に健康でいればできるのかもしれないですけど結構きついなと思ってました。

Koshi

師長さんに不妊治療のことを伝えたのはいつ頃でしたか?

Y

体外受精をする段階で、お休みとか早退とかしないといけない状況だったので、まずその相談を上司にしました。

「不妊治療をしたいんですけど、クリニックに行くには生理がきて突然3日目にきてくださいとか、この日休んでくださいとか急な休みをもらわないといけないんですけど、その辺はどうですか?」とあらかじめ聞いていました。

Koshi

その時から応援してくださってたんですね。

Y

そうですね。本当に上司次第だと思います。

質問:ストレスの解消方法について教えてください。

Koshi

ストレス解消の方法はいかがでしたか?

Y

好きなアーティストのライブに行ったりしていました。

妹とかと行っていました。野外フェスとか好きだったので。
あとはひたすら家族にいろんな話をしてストレス発散していました。

Y

他には夫婦でお出かけすること。寝ること。実家に帰って沢山話をすることもしていました。

質問:不妊に悩む方へのメッセージをお願いします。

Koshi

不妊治療をされている方にアドバイスをいただけますか。

Y

はい。とにかく辛いと思いますし、他の人の子供を授かった報告も多分喜べなかったりすると思うんですけど、とにかく希望を捨てない、欲しいという気持ちだけあれば、ちょっと辛くなってもがんばれるかなって、思います。

お金とか色々大変ですけど、そういう気持ちがあればなんとか頑張れるかなって。本当に辛い道のりですけど希望だけは捨てないで欲しいです。