ちょこれーとのうしゅ
チョコレート嚢腫

子宮以外の場所で子宮内膜が増殖する「子宮内膜症」の一種。子宮内膜症により卵巣内に子宮内膜が移植、増殖し、病巣が袋(嚢胞)を作り、月経が起こるたび卵巣内で出血して血液がたまり、嚢腫ができることがあります。卵巣内にたまって古くなった血液が、溶けたチョコレートのような状態である。卵巣が腫(ふく)れ上がって大きくなると、中身が漏れ出したり破裂することもあります。子宮内膜症にかかっている人の20~30%にチョコレート嚢胞がみられ、まれにガン化のリスクがある。月経痛、骨盤痛、性交痛、排便通などの自覚症状がある。

【参考サイト】
日本生殖医療研究協会 日本産科婦人科学会 一般社団法人 日本生殖医学会