めぐさん(33歳)& なごむさん(46歳)NO.40

体験者について

女性プロフィール
仮名:めぐ
性別:女性
年齢:33歳
職業:主婦
趣味:読書・ゲーム
妊活・不妊治療
1人目の治療
治療開始年齢:28歳
治療期間:2年
タイミング法:◯
人工授精:2回
顕微授精:2回

     

男性プロフィール
仮名:なごむ
性別:男性
年齢:46歳
職業:会社員
趣味:読書、プラモ製作
妊活費用
人工授精:6~7万円
顕微授精:80万くらい


    
クリニック名:松田ウィメンズクリニック
※以下のインタビューは、あくまでの卒業生の感想であり、登場する個人・法人に関する感想として、1つの参考情報として頂けましたら幸いです。
妊活・不妊治療中の方へ 応援メッセージ
検討している人は自分の中で引っかかる部分がある人なのだと思います。
気になることがあるのであれば、とりあえず検査だけでも受けることをお勧めします。
今は保険適用にもなり、気軽に検査が受けられますから、一歩踏み出してみてください。

インタビュー概要

2022年10月19日にめぐさんにお答えいただきました。治療の流れを詳細にお話しくださり、とても参考になります。治療を最優先にするのではなく、楽しみのある生活を意識されていたことが、治療を続ける秘訣につながっていらしたようです。お仕事と両立するアドバイスも胸に響きます。めぐさん、貴重なお話をありがとうございました。
子授かりネットワーク Koshi

質問:不妊治療を始められたきっかけを教えてください。

Koshi

治療をしようと思われたきっかけを教えてください。

めぐさん

年の差婚で、夫の年齢的に早く子どもが欲しくて自分たちで妊活していましたが、なかなか妊娠に至らなかったので検査目的で不妊専門のクリニックに通院を開始しました。

そこで血液検査、卵管造影検査を受けました。
他に、フーナーテストを提案されましたが、私がフルタイムで働いていたこともあり、仕事を休んでまで検査をすることは考えられず、その検査はしませんでした。

また、当時27歳と年齢的にAMHは調べなくてもよいだろうと言われ、その項目は受けませんでした。検査した項目は大きな問題なしとのことでまた1年ほど様子を見ていましたが妊娠せず、病院を変えて本格的に治療を開始することにしました。

質問:治療の流れを教えてください。

Koshi

治療の流れについて教えて下さい。

めぐさん

まず、また一通り検査を受けることになりました。
そこではAMHも必ず調べているとのことで調べてみると、通常の人よりかなり低く、45歳の人と同程度しかありませんでした。

つまり、卵巣の残存機能がかなり低いことが予想されたのです。
当時28歳なので、かなり衝撃的でした。
先生にも治療は急いだほうがいいと言われ、飲み薬で卵巣を刺激しながらタイミングを取って、人工授精、体外受精ステップアップしていく方針となりました。

結婚してから2年、妊活をしてきたことや、AMHが低かったこともあり、タイミング法は1回、人工授精は2回で切り上げ、早々に体外受精へとステップアップしていきました。

めぐさん

採卵を行うにあたり、注射で卵巣を刺激しようとしましたが、効きが悪く、飲み薬で刺激を行うことになりました。

通常、採卵をする際には一度のたくさんの卵子をとり、受精卵をいくつも作って凍結し、それを移植していくものですが、私の場合卵巣の残存機能が低く、弱い刺激にしか反応しないようでした。

そのため、一度の採卵でとれる卵子は2-3個、それが受精卵になるのは1個だけでした。そのため、毎回採卵して移植を行わなければならなかったのです。
1度目の移植では妊娠に至りませんでしたが、幸い2回目の移植で妊娠し、特に問題なく出産までこぎつけました。

質問:クリニックを選ばれたポイントを3つ教えてください。

Koshi

クリニックを選ばれたポイント3つとその理由を教えてください。

めぐさん

自宅から近かったこと、県内では有名で実績があるところだったこと、待ち時間もあまりないことです。

質問:クリニックの良かった点を教えてください。

Koshi

クリニックの良かった点を教えてください。

めぐさん

最終的に妊娠できたことです。

質問:不妊治療以外で取り組んだことはなんですか?

Koshi

不妊治療以外で取り組んだことはありますか?

めぐさん

仕事も忙しかったので、それ以外に何かする余裕はあまりなかったです。

質問:大変だったことはどんなことでしたか?(検査・治療・お金・メンタル・仕事・・・)

Koshi

検査・治療・お金・メンタル・仕事などで大変だったことはどんなことでしたか?

めぐさん

お金に関しては、お互いフルタイムで働いていたのでなんとかなると思っていました。

しかし、職場には上司と一部の同僚にしか話していなかったので、早退したり、勤務を変わってもらったりすることに申し訳なさがあり、苦しかったです。
また、治療の結果が悪かったときは、我慢せずにわんわん泣いていました。

質問:お金について教えてください。

Koshi

お金について教えてください。

めぐさん

治療は人工授精6-7万円、体外受精に40万×2回で80万円程度。
助成金は体外受精の初回が30万円、次回は15万円となっていたため45万円受給しました。
受給自体はスムーズでした。

質問:治療を続ける秘訣を教えてください。

Koshi

治療を続ける秘訣を教えてください。

めぐさん

ところどころ、休憩をはさんで通院を休む期間を設け、その間に旅行したりしてリフレッシュしました。
したいことは我慢しないことだと思います。

質問:ご夫婦で話し合ったことはどんなことでしたか?

Koshi

ご夫婦で話し合ったことはどんなことでしたか?

めぐさん

治療期間はあまり長いほうではなかったので、いつまでするかなどはあまり考えていなかったです。
最初から、体外受精になっても子どもが欲しいとお互いに認識はあったため、その点ですれ違うことはなかったです。

私が仕事を辞めたほうが妊娠するのかもしれないと話したこともあるが、費用を考えると退職する選択肢はなかったです。

質問:夫婦のコミュニケーションで意識していたことはなんですか?

Koshi

質問:夫婦のコミュニケーションで意識していたことはなんですか?

めぐさん

気持ちを一人で抱え込まないようにしていました。また、夫の気持ちも聞くようにしていました。

質問:お互いのサポートで嬉しかったことはなんですか?

Koshi

ご主人様のサポートで嬉しかったことはなんですか?

めぐさん

私が話しているときはとにかく話を聞いてもらいたいときだったので、口を挟まず、一通り聞いてくれたことです。

質問:ご夫婦で取り組んだことを教えてくだい。

Koshi

ご夫婦で取り組まれたことはなんですか?

めぐさん

治療が最優先ではなく、なるべく楽しみのある生活を送っていました。
それぞれ好きな歌手がいたので、そのライブには旅行ついでに行くようにしていました。

Koshi

なぜ、その取り組みをしましたか?

めぐさん

好きなことを我慢して治療をしても、結果がうまくいかなかったときに、気持ちがどんどん落ち込んでいくからです。

質問:治療中のストレス発散方法について教えてください。

Koshi

どんなことでストレスを発散していましたか?

めぐさん

好きな歌手のライブに行くこと、それに伴う旅行です。

質問:仕事との両立はいかがでしたか?

Koshi

お仕事との両立はいかがでしたか?

めぐさん

職場の上司と一部の同僚に伝えていた。勤務時間の調整、勤務の変更をしてもらいました。

しかし、変更をお願いするとき、自分の治療状況を上司に伝えていたが、それがストレスとなったため、最初に自分がどのような対応がいいか話し合ったほうがいいかと思います。

質問:勤務先の支援体制はいかがでしたでしょうか?

Koshi

勤務先の支援体制はいかがでしたでしょうか?

めぐさん

快く支援してもらったが、自分の中では仕事を全うできない申し訳なさがありました。

質問:不妊の治療をされている方や検討されている方へのアドバイスをお願いします。

Koshi

不妊の治療をされている方や検討されている方へのアドバイスをお願いします。

めぐさん

検討している人は、自分の中で引っかかる部分がある人なのだと思います。
気になることがあるのであれば、とりあえず検査だけでも受けることをお勧めします。
今は保険適用にもなり、気軽に検査が受けられますから、一歩踏み出してみてください。