卒業生について
クリニック名: 大和たまごクリニック → すごうウィメンズクリニック
※以下のインタビューは、あくまでの卒業生の感想であり、登場する個人・法人に関する感想として、1つの参考情報として頂けましたら幸いです。
私と夫は検査ではなんの原因も見つからず、原因不明不妊でした。
3年間とにかく一生懸命に治療をしてきましたが、結局不妊治療をあきらめ、持病の治療をしているときに自然妊娠しました。
しかしそれは奇跡ではなく、3年間で自分の心身の状態を見つめなおし、生活習慣を改善したことで良い状態に心身を保てるようになったためだと思っています。
持病や体の小さな不調、精神的なストレスがある人はまずそこに目を向けてみて、治療を平行されるのが良いかと思います。
それから、とにかく正確な知識と情報を得ることを大事にしてください。
気休め程度で少額で出来ることなら良いですが、眉唾のようなエビデンスのないことで何十万もの金額を取るものも、不妊治療の界隈にはあふれています。
病院を選ぶ際も病院の方針やお医者様の話などを聞いて、自分の納得のいく場所で治療をしてください。
また、一人でためこまず、相談や愚痴を言い合える仲間がいると本当に助けになると思います。
私にとってはそれがTwitterでした。
この文章を読んでくださった皆さんが、出来るだけ穏やかな心で治療を進められ、赤ちゃんに恵まれますように。
インタビュー概要
質問:不妊治療を始められたきっかけを教えてください。
治療をしようと思われたきっかけを教えてください。
結婚後、しばらくして子宮頸がんの高度異形成と診断され、妊娠する機会を逃してしまいました。
第一子は運よく自己タイミング で授かりましたが、その時も約1年程度できませんでした。
その後転勤による引っ越しや自宅建設などあわただしい生活を送り、気が付くと第一子が幼稚園入学を間近に控える歳になってしまっていました。
自己タイミングは行っていましたが、2年以上成果がなく、30代後半が目の前だったので、これ以上自己流では無理だと思いました。
その時は基礎体温法 しか知らず、タイミングを頻繁に取らなければいけないことにも疲れてしまっていました。
日常の忙しさも相まって夫婦仲は最悪な状態で、離婚も考えるほどでしたが、大変な時期が過ぎてから夫婦で話し合い、病院に行ってみることにしました。
質問:治療の流れを教えてください。
治療の流れについて教えて下さい。
質問:クリニックを選ばれたポイントを3つ教えてください。
クリニックを選ばれたポイントとその理由を教えてください。
1軒目は家から一番近い不妊治療専門クリニックでした。
2軒目はご近所の方が通われていて内部情報が良く分かったことと、先生が東京の有名クリニックの技術を持っているとホームページからわかったこと。
もし今選べるなら、県のホームページなどに記載されている指定医療機関の情報提供事項から、体外受精の成功率などを確認すると思います。
質問:病院の不妊治療以外で取り組んだことはなんですか?
不妊治療以外で取り組んだことはありますか?
睡眠時間を早くすること。
血液検査のデータから栄養士の栄養指導を受け食事を改善。漢方。
ウォーキング、筋トレ、ストレッチなどの運動。
なるべく日焼け止めなしで、子供と公園などの外に出ること。
とにかく全体を通して心身ともに健康的になるように心がけました。
本やネット、Twitterのフォロワーさんからの情報などいろいろなことを精査しましたが、最終的には子供を育てる余力のある体でないと妊娠できないと思い、実行していました。
質問:大変だったことはどんなことでしたか?(検査・治療・お金・メンタル・仕事・・・)
検査・治療・お金・メンタル・仕事などで大変だったことはどんなことでしたか?
とにかく女性である自分ばかりが病院にいくため、知識や経験の差が夫と大きく開いてしまい、自分の思う日に夫がタイミングに協力的でなかったり、的外れな質問をしてきたりしたことがつらかったです。
子供が一人おり、東京も近くない埼玉中部のため、東京の有名クリニックにも通うことができず、通っている病院が本当に正しいのかと疑心暗鬼にもなりました。
実際、他所ではできる検査ができないなど、知識がないとわからないようなこともいっぱいあり、知るたびに悔しかったです。自由診療の闇だと思います。
質問:お金について教えてください。
お金について教えてください。
1件目タイミング治療(約1年)各種検査込み 25万円程度
蓮田市早期不妊検査費助成にて2万円助成
2件目体外受精 各種検査、採卵1回、移植2回、不育症検査で120万円程度
不妊治療費助成事業助成金 30万円(採卵と1回目移植分)、7万5千円(2回目移植分)
蓮田市不妊治療費助成金 5万円
蓮田市不育症検査費助成 2万円
栄養士相談(持病のため保険治療)1回2000円程度
漢方(体外受精時より)1か月3万円
質問:治療を続ける秘訣を教えてください。
治療を続ける秘訣を教えてください。
仲間を見つけることだと思います。
それが夫であれば一番良いですが、どうしても通院回数(お医者様のお話を聞く機会)の格差がある以上、難しいご夫婦が多いのではないかと思います。
私はツイッターで同じような治療段階の仲間と沢山出会うことができ、日々の気持ちをやりとりすることで本当に救われました。
また、わからないことや疑問に思うことはどんなに小さいことでも先生に相談したり、ネットで調べたり、専門家への相談などで確かな情報を得るべきだと思います。
悔いのない治療が最後にできたのは、多くの不妊治療に関する知識を得られたからだと思います。
質問:不妊治療についてご夫婦でどんなことを話し合われましたか?
ご夫婦で話し合ったことはどんなことでしたか?
治療の進め方や、金銭的にどこまでやるのかなどを話し合いました。
タイミング中はそれについても話し合いをしましたが、すれ違いも多く、いまだにどういうやりとりが正解だったかはわかりません。
質問:不妊治療についてご夫婦のコミュニケーションで意識していたことはなんですか?
コミュニケーションで意識していたことはなんですか?
夫の精神的な負担がタイミングの回数減につながっていたので、プレッシャーを与えないように事実だけを感情を交えずに話していました。
ただ、正解だったとはあまり思えません。冷静に感情面も話をすべきだったのではないかと思います。
妻の話をよく聞き、治療内容について自分もなるべく理解すること。
質問:ご夫婦で取り組まれたことはなんですか?
ご夫婦で取り組まれたことはなんですか?
コノトキというアプリで排卵日の共有をしました。
タイミング治療を始めたばかりのときは、病院で聞いたタイミング時期を事細かに夫に伝えていましたが、それが夫にはプレッシャーになったようでした。
アプリはツイッターで使っている人がいて知りましたが、夫も自分で排卵期を判断したり、心構えを作る時間をとれたりしたようで良かったです。
タイミングを取りたいときもワンタップでメッセージを送れる機能もあり、気恥ずかしさも軽減しました。
質問:旦那様のサポートで嬉しかったことはなんですか?
旦那様のサポートで嬉しかったことはどんなことですか?
タイミングの時期なども気にしてくれており、大変助かりました。
通院後は私からの報告を聞いてくれ、方針等一緒に考えてくれました。
体外受精の時は通院や薬の副作用など負担も大きく、有給などを使いなるべく一緒に通院してくれていました。
また、流産時は一緒に泣いてくれました。同じ方向を見て、感情を共有してくれることが一番ありがたかったと思っています。
質問:奥様のサポートで嬉しかったことはなんですか?
奥様のサポートで嬉しかったことはどんなことですか?
妻の通院のたびに治療内容や方針について詳しく報告してくれました。
私がわからないことについては、都度調べて教えてくれたり、お医者様に尋ねてくれていました。
不妊治療はどうしても男性の通院が少なく、知識的にも精神的にも置いて行かれそうになりますが、妻がよく内容を伝えてくれることで、そうならずに治療を続けて行けたと思っています。
質問:治療中のストレス解消方法について教えてください。
ストレス解消のコツを教えてください。
Twitterでの仲間とのやりとり。たまのお酒。おいしい外食。のめりこまない程度の軽い占い。
質問:お仕事との両立について教えてください。
仕事との両立はいかがでしたか?
夫は有給など取ってくれていました。
勤務先の支援体制はいかがでしたでしょうか?
夫は公務員のため有給を取得していましたが、特に不妊治療等の説明はしていません。
質問:これから不妊治療を検討している人へのアドバイスをお願いします。
不妊の治療をされている方や検討されている方へのアドバイスをお願いします。
私と夫は検査ではなんの原因も見つからず、原因不明不妊でした。
3年間とにかく一生懸命に治療をしてきましたが、結局不妊治療をあきらめ、持病の治療をしているときに自然妊娠しました。
しかしそれは奇跡ではなく、3年間で自分の心身の状態を見つめなおし、生活習慣を改善したことで良い状態に心身を保てるようになったためだと思っています。
持病や体の小さな不調、精神的なストレスがある人はまずそこに目を向けてみて、治療を平行されるのが良いかと思います。
それから、とにかく正確な知識と情報を得ることを大事にしてください。
気休め程度で少額で出来ることなら良いですが、眉唾のようなエビデンスのないことで何十万もの金額を取るものも、不妊治療の界隈にはあふれています。
病院を選ぶ際も病院の方針やお医者様の話などを聞いて、自分の納得のいく場所で治療をしてください。
また、一人でためこまず、相談や愚痴を言い合える仲間がいると本当に助けになると思います。私にとってはそれがTwitterでした。
この文章を読んでくださった皆さんが、出来るだけ穏やかな心で治療を進められ、赤ちゃんに恵まれますように。