排卵日とは?
「排卵」とは、成熟した卵子が卵胞(卵子を育てる袋)をやぶって卵巣の外に出てくることを指します。排卵がおこった日のことを「排卵日」と呼びます。女性の身体にはリズムがあり、卵胞期、排卵期、黄体期、月経期のサイクルを約4週間に1回で繰り返します。月経周期は個人差がありますが、排卵は月経の約2週間前に起こります。
排卵日と妊娠の関係とは?
妊娠を望む場合、妊娠しやすいタイミングを知っておくことは妊活の第一歩です。ポイントとなるのが「排卵日」です。排卵日とは、女性の体に「排卵」が起こる日で、この前後が最も妊娠しやすいといわれています。
なぜなら、女性の体内では妊娠のための準備が整えられていますが、妊娠ができるのは、排卵日前後のわずか数日のみに限られているのです。そこでポイントとなるのが「排卵日」です。排卵日を確実にとらえ、タイミングを合わせることで妊娠の確率を高めることができます。
今回ご用意した「排卵日自動計算ツール」は、直近の生理日と生理周期から、排卵日と妊娠しやすい時期を予測します。たった2つの入力だけなので、ぜひ利用し排卵日を確認してください。
排卵日を知る方法
- ・基礎体温をつける
排卵日の予測方法はいくつかありますが、自宅で簡単にできる方法が、基礎体温の測定です。基礎体温とは、生命維持に必要な最低限のエネルギーのみを消費しているときの体温のことです。
妊娠可能な年齢の女性は、基礎体温が高温期と低温期の二相性(にそうせい)になっています。
生理周期が28日の人の場合、約14日ごとに高温期と低温期が入れ替わります。高温期から低温期になるころが生理開始日、低温期から高温期になるころが排卵日です。
基礎体温を測り続けると、生理周期を把握でき、次回の生理開始日や排卵日のおおまかな予測ができるようになります。
- ・排卵検査薬を使う
自宅で使用できる尿検査キットです。排卵の直前に放出される「 黄体化ホルモン 」を測定します。薬局で購入することが可能です。
黄体形成ホルモン( LH )は普段から分泌されている女性ホルモンの一種で、排卵の前に分泌量が急激に増加します。排卵前に、黄体化ホルモン(LH)が急速に分泌されることをLHサージと呼びます。卵胞が成長して成熟すると、それに伴い、卵胞から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)の量が増加し、排卵の引き金となる黄体形成ホルモンが急上昇してLHサージが起こります。排卵検査薬はこのLHサージを確認し、排卵日を予測しています。
- ・おりものの変化をみる
おりものは月経に合わせて分泌され、周期的に変動していきます。
排卵に向けてエストロゲン の分泌が増え、おりものの量も徐々に増加していきます。おりものの量は、妊娠しやすいといわれている排卵日の1~2日前頃にピークを迎えます。
性状は、粘り気があり、透明で水っぽく、指で伸ばせば糸を引きます。生の卵白のようなゼリー質です。とろみはありますが、ベタベタ感はあまりありません。
この時期のおりものは、精子が卵子に到達するためのサポートをします。
- ・排卵日自動計算ツールを使ってみる
今回ご用意した「排卵日自動計算ツール」は、直近の生理日と生理周期から、排卵日と妊娠しやすい時期を予測します。たった2つの入力だけなので、ぜひ利用し排卵日を確認してください。