『胚培養士✖️助産師 特別対談Vol.1』【妊活】助産師✖胚培養士が語る不妊治療の辛さとは?

不妊治療をするときに出てくる悩みや不安・・。調べてみてもわからないことばかり・・・。ゆっくり聞いてみたいけれど、先生やスタッフさんはいつもお忙しいそうで、「こんなこと聞いていいのかな?」「恥ずかしいな」そんな気持ちがめぐって、今日も聞けなかった経験があると思います。今回はそんなお悩みに、子授かりネットワークを運営している「胚培養士」と「助産師」が8話に渡って対談形式でお答えます。第1回目は
赤ちゃんを望む方を支援する立場は同じでも、胚培養士・助産師それぞれのの視点からみた 不妊治療や妊活についてお伝えします。

不妊治療には難しい用語や知っておくべきことがたくさん!

みなさんこんにちは。助産師で妊活コーチをしている中友里恵です。

小野寺

胚培養士の小野寺寛典です。よろしくお願いします。

早速お話をしていきたいのですが、私たちは赤ちゃんが欲しいと思っていらっしゃるご夫婦に寄り添いサポートをするという立場は同じですが、それぞれの視点からみた不妊治療や妊活があるかと思います。

以前、小野寺さんが不妊治療クリニックの受付のお手伝いをしていた時に患者さんからの質問に驚いたと話してくれましたが、具体的にはどのような質問があったのですか?

小野寺

はい。受付のお手伝いをしていた時に、自分自身ですごく感じたことがありました。

受付にいると患者様から色々な質問があるのですが、例えばご主人の精液検査に関することや、受精卵の培養についてご質問されることがあり、これは医師か胚培養士じゃないとすぐにお答えできないなというような質問がすごく多かったんですね。

小野寺

それと同時に患者様一人一人が、自分自身の検査や治療に加えて、知っておかなくてはならないことがこんなにあるんだなとすごく感じたんですね。

なので、もし胚培養士の立場から何か情報発信をすることで、患者様の不安が少しでもなくなって安心に繋がれば良いなと感じました。

不妊治療は、患者さんご自身も多くの知識が必要ですし、難しい言葉もあったり勉強しないといけないことが多いですよね。

一つ一つ理解しながら行うということは治療以外の心身の負担もありますよね。

小野寺

本当にそう思います。自分のことだけでなくご主人のことだったりとか、いろんな課題があるのかなと思いますね。

仕事をしている方がほとんどだと思うので、仕事をしながら合間で病院に通われたりなど負担も大きいと思います。

受付のお手伝いをしている中でいろんなことを感じられたのですね。

小野寺

自分自身、恥ずかしながら、患者様にはこんなに知らなくてはいけないことが多いのかと感じました。

そうですね。私もコラムを書いていても難しい用語が多くて、これを一般の方が理解するのはすごく難しいし、一般的な治療が自分に当てはまるとも限らないので、いろんな知識も必要なんだなと思っています。

【妊活】助産師✖胚培養士が語る『不妊治療の辛さ』とは?


赤ちゃんを望む方を支援する立場は同じでも、胚培養士・助産師それぞれのの視点からみた 不妊治療や妊活についてお伝えします。

登壇者の紹介

胚培養士: 小野寺寛典

助産師:中 友里恵

  • 専門分野:妊活 不妊治療 妊娠期 分娩期
  • 学会・資格:助産師国家資格 看護師国家資格

この記事を書いた人

田村 由美

子授かりネットワーク 編集長