ゆうさん(39歳)& よしさん(42歳)NO.07

卒業生について

女性プロフィール
仮名:ゆう
性別:女性
年齢:39歳
職業:生活支援員
趣味:ドライブ
妊活・不妊治療
1人目の治療
治療開始年齢:30歳
治療期間:7年

タイミング法:◯
人工受精:2回
体外受精:8回
     

男性プロフィール
仮名:よし
性別:男性
年齢:42歳
職業:運送業
趣味:サッカー
妊活費用
人工授精:12万円
体外受精:250万円

    
クリニック名: ミオ・ファティリティ・クリニック
※以下のインタビューは、あくまでの卒業生の感想であり、登場する個人・法人に関する感想として、1つの参考情報として頂けましたら幸いです。
妊活・不妊治療中の方へ 応援メッセージ

夫婦でよく不妊治療は自然妊娠の人達には絶対分からない苦しみだけど、『経験出来るのは私たちだけ!だから自信をもって隠すことなく取り組もう』と考えてました。

『何度も諦めよう』っとも考えましたが、それでも諦められず結婚10年目にして妊娠する事が出来ました。


うちの夫婦は治療に対して質問するのが苦手だったのでとーっても遠回りをした様な気がします。

『病院のスタッフとのコミュニケーションも大事だなーっ』と今思えば。。です。 

いろんな勇気が必要な治療ですよね。

インタビュー概要

2022年2月26日によしさん&ゆうさんご夫妻にお応えいただきました。7年間の間、不安や悩みがたくさんおありでしたが、ご夫婦で助け合いながら治療されて行かれました。治療のことをオープンにすることで、周囲の方や職場の方からサポートやアドバイスをいただけたそうです。ゆうさんの心の変化が伝わるお話がとても感動的です。よしさん&ゆうさんご夫妻、貴重なお話をありがとうございました。
子授かりネットワーク Koshi

質問:不妊治療を始められたきっかけを教えてください。

Koshi

治療をしようと思われたきっかけを教えてください。

ゆう

結婚したときは、すぐに子供は出来るだろうっと思っていましたが、結婚し、3年経ってもなかなか子宝に恵まれることはありませんでした。
治療に対しては不安が大きく前に進めずにいました。


そんな中、病院嫌いな夫は「治療してまではいいかなー」っと乗り気なく、ポツンと寂しさが強くなる一方で、周りの友人達の妊娠や出産を目の当たりにし、『どうして自分には出来ないんだろう』っと素直に喜んであげる事ができず、羨ましいっという感情が強くなっていき、自分のそんな感情も見て見ぬふりをし、時間ばかりが過ぎていきました。

ゆう

しかし、受診してみて『どんな結果でも受け入れて前に進みたい!』っという思いが強くなりました。
それと同時に両親に『孫の顔を見せてあげたい』っという気持ちも芽生えた事が迷っていた気持ちを後押ししてくれました。

質問:治療の流れを教えてください。

Koshi

治療の流れについて教えて下さい。

ゆう

まず私は「子宮内に石灰化がある。」と言われ、ホルモン値も閉経した人と同じくらいで、31歳ではありえない症状との事で、一つ目の病院では、「こんな子宮は見たことない。」っと初診で門前払いでした。
そして「大きな病院に行ってください。」っと言われました。

そして、総合病院の産婦人科にてタイミングを行うもの上手くいかず、すぐに 人工授精 へと ステップアップ を勧められ取り組みました。

ゆう

夫は精子の検査など問題ありませんでした。
その間、 卵管造影検査 では体調不良で倒れてしまいました。

多嚢胞生卵巣 のため毎回沢山出来る中、その後も 人工授精 を行っていましたが、結果が出ませんでした。

改めて卵管造影をこちらからお願いし、 腹腔鏡手術 で 造影 と 多嚢胞生卵巣 の改善手術も行いました。
その結果骨盤内、卵管内癒着が酷い為、 「体外受精 しか方法はありません。」との事でしたので、夫婦で話し合い「後悔しないようにしよう」と夫の言葉もあり、 ステップアップ しました。 

ゆう

体外受精 のセミナーを受けつつ、初期検査なども進めて行きやっと、採卵の日程を決まり一度に沢山取り出す事が出来たので、その後は 胚移植 を行いましたが薬を使用しても内膜が厚くなることがなく、やはり結果は出ませんでした。

私は高校生の時に肺結核を患っており、『子宮内もその時にダメージを受けているのではないか?』っと先生が気にかけて下さり、子宮の状態を精密検査する事になりました。
状態は問題なく子宮の掃除をしてもらった気分で、その後の8回目は内膜が初めて厚くなりました。

質問:クリニックを選ばれたポイントを3つ教えてください。

Koshi

クリニックを選ばれたポイント3つとその理由を教えてください。

ゆう

以前、同じ病院で 体外受精 をされた知人に「とても信頼出来る先生だし、病院の雰囲気は不妊治療の患者さんと妊婦さんは建物が違うから会うことがない。」との事で、不妊治療を受ける人の気持ちに寄り添っている所と知人に聞いていたので、 『体外受精 をするならミオさんしかないっ』と決めていました。

質問:不妊治療以外で取り組んだことはなんですか?

Koshi

不妊治療以外で取り組んだことはありますか?

ゆう

まごわやさしい食事を心がけました。
冷え性の私は体を整える為に鍼やお灸に通いお灸を、自宅で行う場合は夫がサポートしてくれました。

質問:大変だったことはどんなことでしたか?(検査・治療・お金・メンタル・仕事・・・)

Koshi

検査・治療・お金・メンタル・仕事などで大変だったことはどんなことでしたか?

ゆう

一番大変だった事はやはりメンタル面でした。
『どうして私だけが、、、』というとてもマイナスな考えばかりになり、結果が出なかった時、『迷惑をかけた、職場や家族に申し訳ないっ』と毎回思う様になってしまった事でした。

ゆう

職場の上司は男性でしが、治療に対してとても理解と応援をしてくださっていました。

しかし、やはり長引く治療に私自身どんどん卑屈になってしまい、心のバランスが崩れてしまいました。

「仕事を辞めて、治療に専念してはどうか?」と知人に言われた事もありましたが、金銭的な問題もあり仕事は続けました。

ゆう

夫に対しても『私と結婚しなかったら良かったのではないか?』等本当にマイナスな考え方ばかりの日々でした。 

そんな私を夫は責める事なく時には愚痴を聞いてくれたりと寄り添ってくれました。

ゆう

仕事面でも休みが取りやすい部署へ移動したことで気持ちにも余裕が持てるようになりました。 

そんな、環境の変化もあり一年治療をお休みしリセットする時間を設ける事で、卑屈的な考えは徐々に減り、誰かの為にするのではなく、自分の為に日々暮らそうっと自分を甘えさせる時間を作りました。

金銭面の問題は助成があるけど、一度は自ら支払わなければならないっと言う事が大変でしたが母や姉の支援もあり、乗り越える事が出来ました。

質問:治療を続ける秘訣を教えてください。

Koshi

治療を続ける秘訣を教えてください。

ゆう

立ち止まってる時間がもったいないと続けて治療する事も大事だけど、一度は立ち止まって自分と向き合う時間を設けると私は少し気持ちが楽になれました。

これは職場で出会った方の言葉ですが、「自分をヨシヨシしなさい。」と卑屈的な時期によく言われてました。

『泣きたい時は泣く。食べたい時は食べる。』我慢しない事も大切ですね。

ゆう

私の夫婦は周囲の知人に治療のことをオープンにするタイプだったので、周囲からの治療に対するアドバイスなども伺う事ができ、その事について夫婦で話し合いができる時間が多くありました。

デリケートな問題ですが周囲に伝える事で「実は、、、私たちも経験したよー」とか「これからしようと悩んでるんだー」など輪が広がりそのような環境も続けていく中で励まされたりしました。

質問:ご夫婦で話し合ったことはどんなことでしたか?

Koshi

ご夫婦で話し合ったことはどんなことでしたか?

ゆう

結果が駄目だったときがとても辛く、その度に諦めるか?続けるか毎回話し合いました。

自分たちだけでは辞めどきが分からなくて衝突する事もありましたが、「中途半端に辞めると後悔するので、保存してる卵子がある間は続けてみよう」という結果になりました。

質問:夫婦のコミュニケーションで意識していたことはなんですか?

Koshi

質問:夫婦のコミュニケーションで意識していたことはなんですか?

ゆう

ちいさな事も相談するようにし二人で決めるようにしました。

よし

妻の考えを受け入れてながら助言が必要な時は行いました。

質問:お互いのサポートで嬉しかったことはなんですか?

Koshi

奥さま、ご主人様それぞれのサポートで嬉しかったことはなんですか?

ゆう

辛く涙をする事が多い期間を過ごしましたが、治療が ステップアップ する度に夫の意識が変わり、独自に調べてくれるなど積極的に行動してくれました。

長引く治療でメンタルが崩れたときもその事を受け入れてくれ、最後まで一緒に考えてくれた事が嬉しかったです。

あと私の知らないところで夫の気の合う友人たちに現場を伝え、周囲からの子供はまだか?といった発言への心遣いもしてくれていたようです。

よし

バランスの良い食事を作ってくれたり、自己注射や薬の副反応もある中で、治療をしながらでも仕事を続け、金銭的な面でのサポートをしてくれていました。

「仕事をするのが気分転換になるから大丈夫」と言っていましたが、体や気持ち面で辛かったと思います。

質問:治療中のストレス解消方法について教えてください。

Koshi

どんなことでストレスを解消していましたか?

ゆう

気の合う友達とランチをしたりおしゃべりする事です。

質問:お仕事との両立について教えてください。

Koshi

仕事との両立はいかがでしたか?

ゆう

仕事を休む為に上司に伝える事が嫌でしたが、理由を伝えず休むということが私自身出来なくて全てを打ち明けました。
すると上司は応援してくれました。 

仕事をしている間は治療のことばかり考えてる自分を解放できたので、どうにか続けれました。

Koshi

勤務先の支援体制はいかがでしたでしょうか?

ゆう

急な勤務変更でも現場に支障がでにくい部署に移動になりました。

出来ること出来ないことなどの判断を任せて下さったので気は楽でした。

質問:不妊の治療をされている方や検討されている方へのアドバイスをお願いします。

Koshi

不妊の治療をされている方や検討されている方へのアドバイスをお願いします。

ゆう

夫婦でよく不妊治療は自然妊娠の人達には絶対分からない苦しみだけど、『経験出来るのは私たちだけ!だから自信をもって隠すことなく取り組もう』と考えてました。

『何度も諦めよう』っとも考えましたが、それでも諦められず結婚10年目にして妊娠する事が出来ました。

うちの夫婦は治療に対して質問するのが苦手だったのでとーっても遠回りをした様な気がします。
『病院のスタッフとのコミュニケーションも大事だなーっ』と今思えば。。です。 
いろんな勇気が必要な治療ですよね。

よし

先の見えない治療だと思います。夫婦の向かう目標が同じであれば大丈夫、寄り添ってあげてください。