東京都は杉並区に鎮座します「大宮八幡宮」です。源頼義によって創建されたとの事です。
源頼義は鎮守府将軍であり河内源氏の2代目棟梁です。(頼義の父・源頼信が河内源氏の祖ですかね)
因みに参道の前辺りには源頼義の子、源義家が馬の鞍を掛けたという「鞍掛けの松」という曲がり松も有ります。
*源氏の皆さん名前が似ているので…混同して分からなくなっちゃいますよね…(苦笑)
大宮八幡宮の創建年は康平六年(1063年)平安時代後期との事です。
エピソードとしては
前九年の役の時に源頼義が奥州に向かう途中で武蔵国を通りがかり、その際に空に八条の白雲が棚引いているのを見たとか。
これを源氏の白旗が翻ったかの様に見た頼義は「これは八幡大神の御守護のしるしである」と喜び吉兆のしるしと感じ取った。
そして乱を鎮めた暁には、必ずこの地に神社を構える事を誓って武運長久を祈り出陣したとの事。
頼義は乱を平定した後に、八条の白雲を見た地に石清水八幡宮の分霊を祀り神社を創建しました。それがこの大宮八幡宮です。
因みに同じタイミングで鎌倉に鶴岡八幡宮も創建しています。
鎌倉の鶴岡八幡宮と杉並区の大宮八幡宮は兄弟みたいな物ですね。
この大宮八幡宮は東京のほぼど真ん中に有る事から「東京のへそ」と言われているとか。面白い。
また境内には徳川家康の次男である、結城秀康(松平秀康)の側室•清涼院が植樹した菩提樹が有ります。菩提樹が植樹されたのは江戸時代初期なので、樹齢は約400年ほどでしょうか。
落ち着く良い神社。凛とした良い空気が静かに流れていました。是非にブラリと訪れてみて下さい。
大宮八幡宮の関連口コミ
Googleの口コミ
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河内のこーちゃんさん 2024.08.17 令和6年8月17日。
台風一過の後、お参りに来ました。
暑いせいか、人も少なく、ゆっくり参拝できました。
幸せがえるもあります。
重心的に東京の、おへそらしい。 -
平景清さん 2024.07.24 東京のへそ、と呼ばれるこちらにお伺いさせていただきました。
東京の重心にあるためにこう呼ばれているそうです。
京王井の頭線の西永福駅か永福町駅から徒歩10分ぐらいです。
朱色の大きな鳥居がお迎えしてくれます。
南参道から入ると幸せ撫でがえるの石があります。
こちらを撫でてお力を戴くようです。
正参道から入ると一之鳥居、二之鳥居があります。
こちらは本当に緑が多く、杉並の都会とは思えないですね。
この日は七夕の乞巧潜りというのがありました。
大祓えの茅の輪潜りと同じように潜ります。
学問の神様を祀る天満宮もお参りさせていただきました。
流石ご鎮座950年以上で敷地もかなり広いです。