えいちえむじーちゅうしゃ
HMG注射

排卵誘発 のための注射です。 脳下垂体 から分泌されるホルモンによって、 卵胞 の発育が促されます。 hMG注射 では投与することでより多くの卵胞の発育を促すことができます。 hMGは通常、月経開始後3〜5日目頃より筋肉注射し、数回にわたり 経腟超音波検査 を行い、卵胞が規定の大きさまで育ったところでhCG製剤の注射に切り替え、排卵を促します。
この療法では経口薬よりも作用が強く、 無排卵 の方に排卵を促す目的で用いる場合と、 体外受精 のために一度にたくさんの卵を得るために用いる量が違います。また、 hMG に対する反応は個人差が大きく、投与量を個別化して決め、副作用を回避する必要があります。卵巣過剰刺激による OHSS ( 卵巣過剰刺激症候群 )発症の可能性が経口薬と比較すると高いため、医師の適切な診察のもと薬剤の量の調整が必要となります。

【参考サイト】
日本生殖医療研究協会 日本産科婦人科学会 一般社団法人 日本生殖医学会