お腹のあかちゃんは女の子?男の子?あかちゃんの性別は?

妊娠期間は、夫婦にとって特別でワクワクする時期です。お腹の中に宿る新しい命を授かり、あかちゃんの成長を心待ちにする喜びは言葉に表しきれません。その中で、夫婦の中にはあかちゃんの性別を知りたいという願いを抱く方々もいらっしゃることでしょう。あかちゃんの性別は、授かった時に決まっているのですが、その仕組みや性別によるあかちゃんの違い、性別を知る方法などについて、この記事では詳しく解説します。あかちゃんの性別に関する興味深い知識を得て、ますます楽しみに新しい命を迎える準備をしましょう。

あかちゃんの性別はどうやって決まるの?

あかちゃんの性別は、受精時に決まる遺伝子情報に基づいています。受精によって形成される受精卵は、父親から X染色体 または Y染色体 を受け継ぎます。母親の 卵子 は常にX染色体を持っているため、父親からY染色体を受け継いだ場合は男の子(XY)、X染色体を受け継いだ場合は女の子(XX)となるのです。通常、性別が完全に確定するまでには時間がかかります。受精卵 が形成された後、染色体の組み合わせによって性別が決定されます。性器の形成が始まるのは着床後です。

男性ホルモンである テストステロン は、男の子の性器の発達を促す役割を果たします。一方、女の子の場合はテストステロンの作用が抑制され、女性器が形成されます。性器の形成が進むと、通常は妊娠中の超音波検査などを通じて、あかちゃんの性別を確認することができるでしょう。超音波検査では、赤ちゃんの性器の特徴や形成状態を観察し、性別を判定します。一般的に、妊娠の進行によって性器の可視性が高まり、性別の確定が容易になります。

以上のように、赤ちゃんの性別が決定するのは、受精時の遺伝子情報です。父親から受け継いだY染色体があるかどうかによって男女が分かれ、その後の発達過程で性器の形成が進みます。超音波検査によって性器の可視性が高まり、性別が確定し、医師から告げられる方もいるでしょう。しかし、性別の確定には時間がかかり、妊娠初期には確定的な結果を得ることは難しい場合があるので、性別を知りたい方は医師とよく相談してください。

引用)京都大学 大学院医学研究科 生殖器系の形成

あかちゃんの性別はいつ決まるの?

あかちゃんの性別は、受精時点で決まります。父親からの精子がX染色体またはY染色体を持ち、母親の卵子は常にX染色体を持ち、受精で精子と卵子が結合すると、赤ちゃんの染色体組成が確定します。父親からY染色体を受け継いだ場合、受精卵はXYとなり、男の子。一方、父親からX染色体を受け継いだ場合、受精卵はXXとなり、女の子。このように、赤ちゃんの性別は受精時の遺伝子の組み合わせによって決まります。

性別の決定は受精直後に行われますが、確定的に知ることはできません。性器の形成や性ホルモンの働きによって、男の子と女の子の身体的な特徴が形成される過程が進みます。この過程は妊娠の早い段階から始まり、妊娠12週ごろから男の子の性器が作られます。女の子も膣が管になるので、性別による性器の違いが出てくるのです。一般的には、妊娠17〜18週目あたりから分かり、24週目ごろから超音波検査などを通じて性別が確定できるようになるでしょう。

お腹のあかちゃんは女の子?男の子?あかちゃんの性別は?

性別によるあかちゃんの違いは?

健診で、超音波検査でお腹の中のあかちゃんを見ます。その時にあかちゃんの性別を告げられることも多いでしょう。分かりやすい男女別のポイントは、やはり外性器になります。

  • ・男の子:両足の間に突起物が確認できます。体に対して垂直方向に突起がエコーで映るので、女の子より分かりやすいです。赤ちゃんの向きによっては、突起が隠れていたり、へその緒で分かりにくくなるので100%正しく判定するのは難しいところです。
  • ・女の子:女の子の外性器は体に対して水平なので、エコーに移りにくく判断しにくいです。男の子のように突起がないから、女の子だろうと推測されます。17秋ぐらいになると、女の子の外性器で判断する場合もあります。

大体の推測で判定はしますが、いずれも確実に性別がわかるということはありません。

また、聞いたことがあるかもしれませんが、ジンクスによる男女の違いもあります。よく言われるものを紹介しますと、

  • ・お腹が前に突き出ていると男の子。横に広がっていると女の子。
  • つわりが軽いと男の子。重いと女の子。
  • ・お母さんの顔つきが、きついと男の子。優しい感じなら女の子。
  • ・辛いものが食べたくなれば男の子。甘いものが食べたくなれば女の子。
  • ・胎動が大きいと男の子。優しい動きだと女の子。

いずれも科学的根拠はありませんが、ご家族やご友人とのお話の中で、あかちゃんに関する楽しい話題のひとつとなりそうですね。

お腹のあかちゃんは女の子?男の子?あかちゃんの性別は?

あかちゃんの性別はいつ教えてくれる?

医師があかちゃんの性別を伝えるタイミングは、妊娠の進行具合や医療機関の方針によって異なります。以下に、一般的なケースでの性別の教えられる時期を具体的に解説します。

  • 初期妊娠期(9〜13週頃): 妊娠初期のエコー検査では、心拍の確認が主な目的です。この時期では胎児の性器の形成がまだ進んでいないため、性別を確定的に知ることは難しいです。
  • 中期妊娠期(18〜22週頃): 一般的に、妊娠18週から22週の間に行われる詳細な超音波検査によって、赤ちゃんの性別が確認されることがあります。この検査では、胎児の臓器や骨格の発達、成長状態、性器の形成などが評価されます。医師が注意深く観察し、性別を教えてくれることが多いようです。
  • 後期妊娠期(32週以降): 妊娠後期に入ると、あかちゃんの成長が著しくなります。この時期に行われる超音波検査では、あかちゃんの位置や胎児の体重、羊水量などが評価されます。超音波画像の中で性別が明確に見える場合、医師から性別を伝えられることがあります。あかちゃん姿勢次第で、性器の位置がはっきりと見えない場合には、性別の確認が難しいこともあります。

上記のタイミングは一般的な目安であり、個々の状況、あかちゃんの位置や医療施設の方針によって異なることがあります。性別が早く知りたい、知らせなくてもいいなど、個人的な事情があると思いますので、診察を受ける医師に希望を相談してください。

性別を教えてくれないこともある?

医師がお腹の中のあかちゃんの性別を教えない理由はいくつか考えられます。

  • 個人的な選択: ひとつは、赤ちゃんの性別を知りたくない場合です。性別に関わらず赤ちゃんを迎えたいというご夫婦もいます。医師は親の希望を尊重し、性別を教えない選択をサポートする場合があります。
  • 妊娠進行の問題: 一部のケースでは、胎児の位置や姿勢、羊水 量などの技術的な制約により、エコー検査で性別を確認することが難しい場合があります。赤ちゃんが十分にポジションをとっていなかったり、性器の位置がはっきりと見えない場合には、医師は性別の確定的な判断を避けますので医師とご相談ください。
  • 医療方針や制度: 医療施設によっては、性別の確認を提供していない場合もあります。これは、性別の確認が妊娠の経過や胎児の健康状態の評価の主要な目的ではないと考えられるためです。

ただし、性別を教えない理由は個別の状況によって異なります。もし性別を知りたい場合はかかりつけ医と相談してください。

性別の誤判定の可能性

性別の誤判定は、稀ですが可能性があります。エコー検査や他の性別確認方法において、以下のような要因が誤判定の原因となる可能性があるので理解しておいてください。

  1. 胎児の位置や姿勢: あかちゃんが適切な位置にいなかったり、移動したりすることによって、性器の確認が妨げられる場合があります。特に後期の妊娠期において、胎児の動きが活発になるため、正確な性別の確認が難しくなることがあります。
  2. 技術的な制約: 超音波機器や他の性別確認方法の技術的な制約も、誤判定の原因です。例えば、画像の解像度やクオリティが低い場合、細部を正確に観察することができません。
  3. 赤ちゃんの発達の個体差: 早い段階の妊娠期においては、男女の性器の形成がまだ完全に進んでいないため、性別の判断が難しいことがあります。胎児の性別が初期の検査では明確ではなかったが、後の段階でより明確になることもあります。
  4. 人間の判断の限界: 性別の確定的な判断は、医師や超音波技師の経験や専門知識に依存します。しかし、判断には限界があり、誤った判断を下すこともあります。

性別の判定は大体は正解することが多いようですが、100%正解ではありません。

超音波写真ではどこをチェックするの?

以下は、超音波写真での赤ちゃんの性別判断に関する表です。

観察されるところ男の子女の子
性器陰茎 や 陰嚢 (いんのう)体から突出して見える陰核や大陰唇(だいいんしん)葉っぱのような割れ目が見える
腹部尿道の開口部が陰茎に向かって明確に見えることがある尿道の開口部が腹部近くにある
腰の周辺睾丸(こうがん)が 陰嚢 に入っていることが確認されることがある卵巣が視覚的に確認されることがある
超音波写真での赤ちゃんの性別判断

ただし、赤ちゃんの位置や姿勢、胎児の発達などの要素によっては、性別の確定的な判断が難しい場合もあることを覚えておいてください。超音波写真は医師の専門的な判断に基づいて行われるものであり、確実性には限りがあることを理解しましょう。

かかとであかちゃんの性別がわかるって?

かかとの内側の形で男の子、女の子がわかるということがインターネット上で紹介されています。右のかかとがふくらんでいると男の子、左・もしくは両側だと女の子とのことです。理由ははっきりわからず、リンパの流れや子宮の反射区(全身の臓器が投影されている)がかかとの内側にあると言われています。いずれも医療的な根拠はありませんが、かかとを試しに見てくださいね。

ジェンダーリビールって

ジェンダーリビール(Gender reveal)は、妊娠中の夫婦が赤ちゃんの性別を家族や友人と共有するためのイベントや儀式です。外国では人気のようです。このイベントでは、特別な方法や演出を通じて、赤ちゃんが男の子か女の子かを発表します。よくあるジェンダーリビールのイベントでは以下のとおりです。

  • カラーリング: 赤ちゃんの性別に基づいて、ピンクのカラーが女の子を、ブルーのカラーが男の子を表します。例えば、ケーキやカップケーキの中に内側にピンクかブルーのクリームが詰まっていて、カップルがカットした瞬間に性別が明らかになるという演出があります。
  • バルーンやパウダーポップ・花火:大きなバルーンやパウダーポップ(カラフルなスモーク)を用意し、中に詰まったピンクやブルーのパウダーのスモークを発射させたり、色のついた花火で性別を発表することがあります。バルーンが割れた瞬間にピンクやブルーの色が広がる様子は、視覚的なインパクトを残し、喜びや驚きを共有する場となるでしょう。

ジェンダーリビールは、夫婦や家族にとって楽しいイベントとして位置づけられています。赤ちゃんの性別を知ることは、妊娠中の喜びや期待感を共有し、家族や友人との絆を深める機会となるでしょう。しかし、最近ではジェンダーは生まれつきの性別に限らず、多様なアイデンティティや表現が存在するという意識が広がってきたため、ジェンダーリビールを「性別の発表」というよりは「赤ちゃんの到来を祝福するイベント」と位置付け、性別に固執せずに赤ちゃんへの愛と喜びを表現する方法を選ぶこともあります。いずれにしても、全てのあかちゃんが皆から祝福されるそんなイベントは楽しみです。

お腹のあかちゃんは女の子?男の子?あかちゃんの性別は?

助産師より

赤ちゃんの性別を知ることは、多くのご夫婦にとって楽しみであり、ワクワクする瞬間です。早速名前を考えたり、洋服を揃えたり、あかちゃんとの生活を想像する時間は幸せです。あかちゃんの性別は多くは超音波検査で、医師から教えてもらうことが多いですが、言い伝えやジンクスなど色々あるものですね。性別は100%確定できるものではないので、ご参考までになさってください。

性別を知り、もしかしたら、望んでいた性別とは違うかもしれません。しかし、生まれてくるあかちゃんはご夫婦のもとを選んで授かった大切な命です。これから生まれてくるあかちゃんを楽しみに、命を育んでいってくださいね。良い妊娠ライフを過ごせることを願っています。

この記事を書いた人

東岡 えりこ

理学療法士
医療ライター