卒業生について
クリニック名:山下湘南クリニック
※以下のインタビューは、あくまでの卒業生の感想であり、登場する個人・法人に関する感想として、1つの参考情報として頂けましたら幸いです。
妊活・不妊治療中の方へ 応援メッセージ
妻からのアドバイスとしては、子作りをはじめてから1年以内に赤ちゃんを授かる事ができなかった時はクリニックへ行く事をおすすめします。
その理由は卵子は年齢と共に衰えていくそうなので、自然に妊娠しなくて違和感を感じた時は、なるべく早く専門家に相談した方が良いとおもいます。
その中でクリニックによっては治療の方法が違うので、自分に合わないと思ったらセカンドピニオンも考えた方が良いと思います。
旦那からのアドバイスとしては今回、1回目の近所の婦人科で、妻は異常無し。旦那の精子では自然妊娠は難しいと言われた時に正直かなりショックでしたが、知人に勧めて頂いたクリニックでは全く別の診断が出ましたので、その日の体調もあるかとは思いますが、1つのクリニックが全てではないので、なかなかうまくいかない時は何箇所かのクリニックへ行ってみる事をおすすめします。
不妊治療を終えて今思える事は、治療中は先が見えなくて不安や普段の生活に多少の支障がでる事があるかもしれませんが、無事に赤ちゃんが産まれてきてくれた時は全ての事が覆る程のものがありますので、現在不妊治療に不安な方には、まず行動してみる事をおすすめします。
インタビュー概要
ひろさん& ことさんご夫婦、貴重なお話をありがとうございました。
質問:不妊治療を始められたきっかけを教えてください。
治療をしようと思われたきっかけを教えてください。
同棲生活を約10年程していました。ずっと避妊をしていたのですが、生活も安定して子供を作ろうとお互い話をして子作りを始めましたが、約2年程しても子宝に恵まれる事はありませんでした。
そこで知人と話をしている時に知人の知人が不妊治療をして子宝に恵まれた話を聞きました。
そこから不妊治療についてネットで調べたり、実際に不妊治療を行った知人から話を聞いて自分達も不妊治療をする事を決意しました。
初めは、そのうちできるだろう。タイミングが合わないだけと思っていましたが、妻が年齢の事を気にしたり、周りの人が次々と子供が出来たので焦りを感じ始めたので、少しでも可能性があるのならと藁にもすがる思いで病院へ行った事を思い出しました。
質問:治療の流れを教えてください。
治療の流れについて教えて下さい。
まず、旦那の精子を調べる為に自宅の近くの婦人科で男性の精子検査 をしました。
そこで言われた事は精子の数が少なく元気がないので、自然妊娠 は難しいと言われました。
妻の体については異常無しと診断されました。
そこで知人に妻が相談したところ、今回不妊治療を行ったクリニックを紹介して頂き、2人でクリニックへ行きました。
クリニックでは、まずもう一度、旦那の精子検査 とフーナーテスト をしましょうと言われ、旦那の精子を再度検査したところ、異常は無く人一倍数も多く元気と言われました。
妻のフーナーテスト ではカンジタ とゆう病気になっており、検査する事ができませんでした。なので翌月にフーナーテストはせず、人工受精 を行いました。
そこでは赤ちゃんを授かる事はありませんでした。
また翌月に2回目の人工受精 をしました。そこでも赤ちゃんを授かる事はできませんでした。
そして、クリニックの先生と話し合い、体外受精 へと ステップアップ しようと言われ、体外受精 する事になりました。
まず卵子の数を増やす為に毎日飲む飲み薬を処方されました。
この時の薬を飲んでる期間中に ホルモン注射 を3回しました。その後卵子が育ったので採卵して、卵子が2つ取れましたので2つ共に受精できました。
1つは胚盤胞 まで育ったので凍結しました。もう1つは 4分割期胚 になったところで移植しました。移植は麻酔無しでした。痛みは我慢できる程度でした。
その後14日間1日3回2粒の薬を飲みました。薬を飲み終わった頃にクリニックへ行き、判定で陽性反応が出て妊娠しました。
また1週間後に胎嚢確認でしたが胎嚢 が見られませんでした。そこでホルモン値は高いのに子宮の中に胎嚢が見られないのは子宮外妊娠 ではないのかと言われ、また三日後にクリニックで検査をしたところ、卵管の所に胎嚢が確認されました。
卵管が破裂したら大変なので、すぐに緊急手術できる大きな病院を探してもらい、その日の夕方すぐに緊急手術を行いました。無事に手術を終え、5日間入院しました。
そこから3ヶ月程、不妊治療をお休みして再度、凍結していた胚盤胞 を移植しました。それから1週間後に判定して妊娠が確認できました。妊娠9週目までは週1でクリニックに通い赤ちゃんを観てもらい、無事に不妊治療を卒業となりました。
質問:クリニックを選ばれたポイントを3つ教えてください。
クリニックを選ばれたポイント3つとその理由を教えてください。
1つ目は実際にそこのクリニックに通った知人からの紹介です。実際にその知人はいろいろなクリニックに通っていましたが、なかなか子宝に恵まれる事ができなかったそうですが、そこのクリニックに通いはじめてから1回の体外受精で子供ができたので、凄く信憑性もあったからです。
2つ目は自宅から1時間の場所にあり、通える範囲の場所にあったからです。不妊治療は何度も通院する事になるので、あまり遠くですと通院が負担になると思います。
3つ目はネットでそこのクリニックを調べたところ口コミがとても良く遠方からの患者さんも多かったので、決めました。実際に通っても先生もとても親切で何でも相談する事ができました。
質問:病院の不妊治療以外で取り組んだことはなんですか?
不妊治療以外で取り組んだことはありますか?
ネットの情報で漢方が良いとゆう記事を見て、2人で漢方を買いに行き飲みはじめました。
漢方を悪く言うつもりはありませんが、飲んでも効果は感じられず、クリニックの先生に飲んでる漢方を持って行き相談したところ、その漢方は国内で販売されてはいけない物だったらしく、先生がお店に直接連絡して効果や商品の事を詳しく聞いてくれました。
不妊治療以外での行動につきましては、曖昧な情報で自分達だけの判断で行動するのは無駄な事が増えるなと実感しました。
質問:ご自身で取り組んだことはなんですか?
ご自身が取り組まれたことはどんなことでしたか?
ネットに掲載されていた情報でウォーキングと食事改善しました。妻は主に葉酸と鉄分のサプリメントを飲みました。
なぜ、その取り組みをされましたか?
医師からも運動と睡眠は大切と聞き、ウォーキングを始めましたが、結果子宝に恵まれたのでウォーキングをして良かったと思います。1人だとなかなか続ける事は難しいとは思いますが、2人で歩いたからこそ続けれたと思います。
質問:大変だったことはどんなことでしたか?(検査・治療・お金・メンタル・仕事・・・)
検査・治療・お金・メンタル・仕事などで大変だったことはどんなことでしたか?
やっぱり仕事に関してが1番印象にあります。
それは通院の為に仕事を休んだり早退したりで、職場の方達に負担をかけたりしました。
仕事を休むのもなかなか自由が効きませんでしたが、それでも病院を優先しました。
職場の方達は応援して暖かい言葉をかけてくれましたが、自分は本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
そういった事でメンタルがだんだんと弱っていった事を今でもよく覚えています。
仕事の出勤日数が減るので、収入も減り、通院を重ねる事にお金がかかりますので、金銭面にも少し不安を感じた事もありましたが、市や国からの補助金で病院代は人工受精 に対してはもらえませんでしたが、体外受精 は、ほぼ満額頂けましたので助かりました。
ですので、お金に関してはそこまで実際負担していないように思います。仕事の出勤日数が減った分だけ給料が少ないので、少し不安でした。
治療については、卵管造影検索とホルモン剤の筋肉注射がとても痛かったのを覚えています。ホルモン剤の注射は卵子を育てるのに5日に1回のペースで注射していました。自分は痛みに弱いので、その注射の時は苦痛でした。筋肉注射は痛みに強かったり注射に対して抵抗がない方でも痛いと思います。
質問:お金について教えてください。
お金について教えてください。
かかった費用は人工受精1回約15000円プラス通院費約4万円×2(人工受精を2回した為)
体外受精1回目は通院費用約38万円2回目は1回目の時に精子を1つ凍結していた為凍結費用約11万円、体外受精は約17万円、漢方約二万円サプリメント(エレビット)1ヶ月4000円でした。
補助金は1回目の体外受精で38万円2回目の体外受精で17万円もらえました。
補助金の申請につきましては窓口で丁寧に教えて頂きましたので、スムーズに進める事ができました。
質問:治療を続ける秘訣を教えてください。
治療を続ける秘訣を教えてください。
1つ目は職場の人達には不妊治療の事は話しておく事だと思います。
不妊治療を経験してわかった事が、どうしてもその日に検査しなくてはいけない日も出てきます。そこで仕事のお休みが取れなかったり、急に休みをとって職場の人達との関係性が悪くなったりすると、メンタルも弱るし、ストレスなどで体にも良くないからです。
ですので、職場の方へはまず理解して頂くことをおすすめします。
2つ目はいつまで不妊治療をするか期間を決めておく事が大切だと思います。
自分達は補助金がもらえる6回までと決めていました。そして、万が一に子供が出来なかった時の2人の生活のプランも考えていました。子育てをしてる最中はなかなか行けない海外旅行に行こうと話していました。
不妊治療を経験していないと、先の事が見えなくてどうしても不安があると思いますが、ゴール地点や目標があれば途中で挫折しそうになっても続けて行けるのかなとおもいます。
質問:不妊治療についてご夫婦でどんなことを話し合われましたか?
ご夫婦で話し合ったことはどんなことでしたか?
治療は補助金がおりる6回までで、万が一期間内にできなかった場合でも暗くならないように2人だけの生活でお互いやりたい事を言い合いました。
治療中も2人だけの生活のままでもお互いが行きたい場所を言ったり旅行の話をしていました。それは今でも話ています。
サポートに関しては、とにかくお互いにストレスを溜めないように些細な事は何でも話するようにと自然になっていたと思います。
質問:不妊治療についてご夫婦のコミュニケーションで意識していたことはなんですか?
コミュニケーションで意識していたことはなんですか?
普段から些細な事でも相談や悩みはうちあけるようにして、休日は少し贅沢して美味しい物を食べるようにしていました。それとできるだけ外に出て気分転換に出かけるようにしていました。
質問:お互いのサポートで嬉しかったことはなんですか?
奥様のサポートで嬉しかったことはどんなことですか?
自分の仕事の事を考えてくれて、通院する時は、どうしても自分が必要な日以外は何も自分に強要する事なく、楽しそうに1人で病院に通ってくれた事や、自分にストレスを溜めないようにと食事には気を使っていましたが、お酒やタバコの制限はせずに体の事を気遣ってくれた事です。
自分の体の事だけでも不安だと思うのに、私の事まで考えてくれていた事は今でも頭があがりませんし、女性は強いなと改めて実感しました。
旦那様のサポートで嬉しかったことはどんなことですか?
不妊治療をはじめてから、旦那は今まで以上に体を気遣ってくれた事が嬉しかったです。
買い物に行って、どんなに量が多くても荷物を全て持ってくれたり、家では家事を積極的にやってくれたりしました。
今まで家の事は私が9割やっていたのが不妊治療をはじめてから旦那が8割やってくれるようになりましたので、私は治療に専念できたと思います。
仕事も家事も治療も全て今までどうりやっていたら、不妊治療を続けて今の子供と旦那との3人での生活はなかったかもしれません。
質問:治療中のストレス解消方法について教えてください。
ストレス解消のコツを教えてください。
映画を見に言ったりショッピングに行ったり美味しい物を食べに行ったりしていました。
質問:お仕事との両立について教えてください。
仕事との両立はいかがでしたか?
まずは職場の方達に不妊治療をする事を伝えて、仕事を休みがちになる事を理解して頂きました。
その結果、不妊治療に専念できましたので、これから不妊治療をする方はまずは職場の方に相談する事をおすすめします。
それでも理解して頂けない場合は、転職も視野にいれていいと思います。その理由は実際に子宝に恵まれた時に仕事よりも本当に大切な存在を実感できたからです。
勤務先の支援体制はいかがでしたでしょうか?
上司が女性で不妊治療を経験していた為、理解がありましたので、仕事より不妊治療を優先するようにと言ってくださり、比較的不妊治療に専念できました。
質問:これから不妊治療を検討している人へのアドバイスをお願いします。
不妊の治療をされている方や検討されている方へのアドバイスをお願いします。
子作りをはじめてから1年以内に赤ちゃんを授かる事ができなかった時はクリニックへ行く事をおすすめします。
その理由は卵子は年齢と共に衰えていくそうなので、自然に妊娠しなくて違和感を感じた時は、なるべく早く専門家に相談した方が良いとおもいます。
その中でクリニックによっては治療の方法が違うので、自分に合わないと思ったらセカンドピニオンも考えた方が良いと思います。
今回、1回目の近所の婦人科で、妻は異常無し。旦那の精子では自然妊娠は難しいと言われた時に正直かなりショックでしたが、知人に勧めて頂いたクリニックでは全く別の診断が出ましたので、その日の体調もあるかとは思いますが、1つのクリニックが全てではないので、なかなかうまくいかない時は何箇所かのクリニックへ行ってみる事をおすすめします。
不妊治療を終えて今思える事は、治療中は先が見えなくて不安や普段の生活に多少の支障がでる事があるかもしれませんが、無事に赤ちゃんが産まれてきてくれた時は、全ての事が覆る程のものがありますので、現在不妊治療に不安な方には、まず行動してみる事をおすすめします。