5問のセルフチェックで確認:「FTという選択肢」

卵管造影検査(HSG)で「狭い/詰まっている」と言われた、人工授精(AIH)が続いている、体外受精(IVF)に進む前にできることを確認したい──そんな方のために、5問セルフチェックをご用意しました。結果は治療の決定ではありませんが、HSGの考え方や、AIHの見直し目安、IVF前にできることを理解する手がかりになります。

このセルフチェックの使い方

  • 当てはまる項目にチェックを入れてください(複数可)。
  • 「はい」が3つ以上なら、FT(卵管鏡下卵管形成術)を含む次の治療を個別相談で再確認する価値があります(適応を保証するものではありません)。
  • 年齢のしきい値(「◯歳未満」)は、一般的な値になりますので、病院によって異なることがあります。

5問セルフチェック

  • ・HSG(子宮卵管造影検査)で「片側の狭窄/閉塞」と言われた
  • ・精子所見や他因子は軽度と言われている
  • ・年齢は42歳未満である
  • ・クラミジア感染、子宮内膜症、手術既往などがあり、卵管の通りが気になる
  • 体外受精(IVF)前に「できること」を確認したい

※あくまで一般的な目安となり、保証を示すものではありません

5問セルフチェックで気づく「FTという選択肢」 ─ HSG異常やAIHが続くときの次の一手

「はい」が3つ以上だった方へ

状況により、以下の選択肢を総合的に検討します(年齢・妊活期間・卵巣予備能・精子所見・卵管因子などを合わせて判断)。

  • タイミング法・AIH(人工授精):片側通過で他因子が軽度のとき。
  • FT(卵管鏡下卵管形成術):近位の構造的な通過不良が疑われるときに検討されることがあります。
  • IVF(体外受精:年齢要因が強い、両側閉塞、遠位の癒着や卵管水腫が強い等では優先することがあります。

「いいえ」が多かった方へ

今行っている方法でなかなか妊娠に至らないようであれば、年齢や他の理由も併せ医師と現在の状況を再度確認をして、このまま続けるかステップアップをするかなど、最適な検査や治療方法を考えていくことが妊娠への近道になっていきます。気になることがあれば、遠慮なく医師に相談をしてみましょう。

FTとは?(やさしい説明)

FTは、卵管の通過性を改善して受精〜着床までの通り道を整えることを目的とした、日帰りで行うことができる手技です。

当日の流れや費用をご確認のうえ、適応は診察で個別に判断します。

5問セルフチェックで気づく「FTという選択肢」 ─ HSG異常やAIHが続くときの次の一手

よくある質問

3つ以上当てはまったら、FTが「必要」という意味ですか

→いいえ。結果は、検討する価値がある可能性のサインです。最終判断は診察で行います。

HSG(卵管造影検査)で異常なら、すぐIVF(人工授精)ですか?

→状況によります。経過観察/AIH(人工授精)/FT(卵管鏡下卵管形成術)/IVF(体外受精)のいずれも候補になり、総合判断します。

  • FTは痛みや通院負担が大きいですか?

→一般に日帰り・局所麻酔で行われます。詳細は術前説明で個別に確認します。

費用はどのくらいですか?

→保険適用の範囲があります。自己負担は条件や制度により変わるため、それぞれの医療機関にご確認ください。

セルフチェックをして「当てはまる項目が多い」と感じた方も、「少なかった」と感じた方も、まずは自分の体を見つめ直す時間を持てたことが大きな一歩です。


HSGの結果や卵管の状態は、固定されたものではなく、ホルモンバランスや炎症、体調によって変化することもあります。大切なのは、結果に一喜一憂することではなく、「今の自分に合う進め方」を一緒に考えること。


FTを検討することは、“次の治療”というより“チャンスを整えるための準備”です。焦らず、一歩ずつ、自分のペースで前に進んでいきましょう。
どんな小さなことでも、気になることがあればぜひ相談してくださいね。あなたの想いに寄り添いながら、次の一歩を一緒に探していきましょう。

本ページは一般的な情報提供です。最適な治療は個別に異なります。
保険・費用・制度は2025年時点の一般的情報で、変更される場合があります。

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この記事を書いた人

田村 由美

子授かりネットワーク 編集長

この記事を監修した人

中 友里恵