教えて!妊娠初期・妊娠超初期の症状と過ごし方のポイント

妊娠を望む方にとって待ち遠しいのが、妊娠検査薬が使える日(生理開始予定日の1週間後)でしょう。その日が来るまでの期間、いつもとは違う症状に一喜一憂することもあるかもしれません。今回は、そんな妊娠初期・妊娠超初期の症状と過ごし方について、詳しく解説します。

妊娠超初期とは?

「妊娠超初期」は医学的に定義がない言葉です。しかし、一般的にはよく使われる言葉であり、妊娠を望む方にとって妊娠しているのかも?と期待と不安が現れる大切な時期です。

妊娠超初期時期はいつからいつまで

妊娠超初期とは一般的に、前回の生理開始日から次回の生理開始予定日までの期間を指します。妊娠週数でいうと、妊娠超初期は妊娠0〜3週目ごろです。

妊娠0週は前回の生理開始日なので、実際には妊娠している時期ではありません。妊娠2週頃に排卵をして受精をし、3週目頃に着床し妊娠が成立するので、妊娠していれば「妊娠超初期症状」と呼ばれる体の変化がみられることがあります。

生理前の症状と妊娠超初期を見分ける、たったひとつの方法

頭痛や吐き気、だるさなど、生理前の症状と妊娠超初期症状はよく似ています。そのため、症状だけで妊娠を判断するのは難しいと言えます。市販の妊娠検査薬では、生理開始予定日から1週間程度過ぎてから使用可能なものも多く、妊娠超初期では妊娠をしていても陽性反応がでないこともあります。

生理前の症状か、妊娠超初期症状かを見分ける確実な方法が、基礎体温の計測です。

基礎体温とは、生命を維持するのに必要な最低限のエネルギーしか消費していない状態での体温をいいます。基礎体温を毎日測り、折れ線グラフにしたものが、基礎体温表です。

基礎体温表を数か月記録すると、体温が高温期と低温期を繰り返していることがわかるでしょう。低温期から高温期になるあたりが排卵日であり、高温期から低温期になるあたりが生理開始日になります。28日周期の場合、約14日で高温期と低温期を繰り返すことになります。

もし妊娠している場合、高温期から低温期になる生理開始日を過ぎても高温期が持続するので、いち早く妊娠の可能性に気づけるでしょう。

基礎体温の測り方

基礎体温の測り方は下記の通りです。

1.朝、目が覚めたらベッドから起き上がらずに、横になったまま婦人体温計を準備する
2.婦人体温計を舌の下に入れて体温を測る
3.体温を記録し、グラフ化する

基礎体温表に手書きする方法以外に、記録できるスマートフォンアプリや、婦人体温計とアプリが連携でき、計測した体温を自動でグラフ化してくれるものもあります。上手に活用できるといいですね。

引用元)厚生労働省 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ

妊娠初期とは?

妊娠期間は、妊娠初期・妊娠中期・妊娠末期(後期)の3つに分けられます。妊娠初期は、最も変化の目まぐるしい期間であり、つわりを始め、身体的・精神的な症状に悩まされる方の多い時期です。

妊娠初期時期はいつからいつまで

妊娠初期は医学的な定義があり、妊娠15週6日までのことをいいます。妊娠0週は前回の生理期間で、まだ妊娠前の状態です。そして、妊娠2週~4週までの期間に、排卵→受精→着床がおこり、赤ちゃんがお腹の中ですくすく育つための環境が整っていきます。

初めは胎嚢と呼ばれる赤ちゃんを包むためのお部屋が見え始め、目には見えないサイズから、妊娠13週ごろには頭からお尻までの長さが6cm前後にまで大きくなります。 

妊娠超初期とは

妊娠初期症状の起きる理由

妊娠中は、赤ちゃんの成長とともに、お母さんの体調にも変化がみられます。特に妊娠初期には、ホルモンバランスが大きく変化するため、体調の変化も急激です。

受精卵が着床すると、hCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌され、女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)や甲状腺ホルモンなどの分泌が増えます。このホルモンバランスの変化が、つわりなどの妊娠初期症状を起こすと考えられています。

妊娠したかも?妊娠初期の症状の17個のチェックリスト

hCGホルモンは着床によって分泌されるようになり、妊娠3週ごろから増え始めます。分泌は急激に増え、妊娠4週前後から下記のような症状がみられる場合があります。妊娠しているか気になる方はチェックしてみましょう。

※ただし、これらの症状がなくても妊娠している場合や、症状があっても妊娠していない場合もあります。あくまでも目安であることを知っておいてください。

おりものの変化

妊娠初期は、80%を超える方がおりものの増加を経験します。おりものは、無色透明や白っぽいのが正常な状態です。もし、緑色や灰色、ピンク色(血液の混じった色)の場合や、かゆみやヒリヒリ感、悪臭、お腹の痛みを伴う場合には、感染症の可能性があるため、病院を受診しましょう。

少量の出血

妊娠初期には、おりものに混じった出血や、下着に少量付くぐらいの出血がみられることがあります。これは、お母さんと赤ちゃんとの間で血液のやり取りをする「胎盤(たいばん)」が作られるときに、少量の出血がおきるためです。また、脱落膜と絨毛膜の間にできる絨毛膜下血腫が出血の原因になることがあります。

自然に止まることが多いですが、真っ赤な出血が続いたり、お腹の痛みがあったりする場合には、切迫流産や異所性妊娠(いしょせいにんしん:受精卵が子宮体部の内膜以外に着床した状態)などの異常が考えられるため、早めに病院を受診することが大切です。

微熱が続く

妊娠可能な年齢の女性は、高温期と低温期を周期的に繰り返すため、体温が一定ではありません。高温期から低温期に変わるときに生理が訪れますが、妊娠すると高温期が持続し、微熱が続くことになります。体の火照りを感じる方もいます。妊娠の可能性がある場合は風邪薬や解熱剤を内服しないように気を付けましょう。

便秘

便秘や、便やガスでお腹が張ることは妊娠初期によくある症状です。妊娠すると、女性ホルモンのひとつであるプロゲステロンが増え、腸の動きがゆっくりになります。そのため、便秘などの症状が出やすくなります。また、下痢になる方もいますので、脱水に注意しながら水分をとってゆったり過ごしましょう

眠気

妊娠初期に強い眠気を経験する方は90%を超えます。眠気が強いと、仕事や家事に支障が出る場合もあるでしょう。反対に、ベッドに入ってもなかなか眠れないという場合も妊娠初期にみられる症状です。無理をせずお昼寝を行うなど、休息を取れる時にとっていきましょう。

腰痛

腰痛は、妊娠末期によくみられる症状ですが、妊娠初期からみられることも少なくありません。腰痛のほか、背中や骨盤の痛み、肩こりに悩まされる場合もあります。

下腹部痛・お腹のはり

妊娠初期は便秘になりやすいため、便秘によるお腹の痛みやはりを経験する場合があります。しかし、お腹の痛みやはりが、便秘が原因でない場合もあります。また妊娠初期に伴う生理的な下腹部痛もみられることがあります。出血があったり生理痛のような痛みが続く場合は、切迫流産や異所性妊娠などが原因である可能性もあるため、痛みやはりが続く場合には病院を受診しましょう。

胸の張り

胸の張りは妊娠初期によくみられる症状です。妊娠初期には女性ホルモンの分泌が増えるため、胸が張ったり、痛みを感じたりすることもあります。また、乳房や乳頭に少し触れただけでも痛みが出ることもあるため、ノンワイヤーなど締め付けのない下着を着用すると良いでしょう。

胃のムカつき・吐き気・食欲不振

胃のムカつきや吐き気は、つわりの代表的な症状です。約80%の妊婦さんが経験する症状であり、その程度は人それぞれです。つわりの機序ははっきりとわかっていませんが、ビタミンB6が含まれる食品やマルチビタミン剤、漢方薬などの内服がつわり軽減に効果があると言われています。お薬は必ずかかりつけのクリニックで処方してもらってください。脱水にならないように、食事は取れなくてもこまめな水分摂取を心がけましょう。

吐き気が強く、嘔吐を繰り返して水や食べ物も受け付けなくなる場合があります。体重減少が5%以上みられたり、食事も水分もとれない状態が悪化し電解質の異常がみられる場合、「妊娠悪阻(にんしんおそ)」といわれ、治療や入院が必要になります。全妊婦の0.5%〜2.0%にみられます。

また、「食べづわり」と呼ばれる症状で、食事から一定時間が経過し、空腹を感じ始めると吐き気が出ることがあります。特に朝起きた時に吐き気を感じる妊婦さんが多いようです。クッキーやゼリー、おにぎりなどこまめに補食できるものがあると安心です。

引用元)産婦人科診療ガイドライン 2020

むくみ

妊娠末期によくみられる足のむくみですが、妊娠初期にみられる場合もあります。特に、立った状態が長いと、むくみやすくなります。

着圧ストッキングをはいたり、横になれる時間を作りましょう。体調が良い時は入浴することも血液の流れがよくなり、むくみ軽減につながります。

気持ちが不安定

ホルモンの急激な変化や、さまざまな症状が出てくることで、妊娠初期は気持ちが不安定になりやすい時期です。急に不安になったり、イライラしたり、やる気がなくなったりすることもあるでしょう。また、妊娠初期は流産を予防する確実な治療がなく、次回の妊婦健診までの間隔も長いので、赤ちゃんが元気かどうか不安に感じることが多いです。なるべく前向きにリラックスをして過ごせるよう、好きなことをする時間を作れると良いですね。

体のだるさ

ちょっとしたことで疲れたり、体がだるかったりという症状は、約90%の妊婦さんが経験します。体の中では、赤ちゃんを育てるために急激な変化が起こっています。体に負担がかかっているので、だるさを感じるのは仕方ないことと言えるでしょう。家事や育児はパートナーにも協力してもらい、無理のないように過ごしてください。

頭痛

妊娠によるホルモンバランスの変化やストレス、睡眠不足などから、頭痛が起こる場合があります。しかし、妊娠前から片頭痛持ちの方は、妊娠によってエストロゲンが増えることで片頭痛が軽くなる傾向があります。妊娠中にも服用できるお薬や漢方もあるので、頭痛が辛い方はかかりつけの医師に相談をしてみてください。

嗅覚や味覚の変化

妊娠すると、においに敏感になったり、食の好みが変わったりするなど、嗅覚や味覚の変化がみられることがあります。特に妊娠初期は、特定の食べ物のにおいで気持ち悪くなる、パートナーの体臭が耐えられなくなる、嫌いな食べ物だったのに無性に食べたくなる、辛いものや酸っぱいものが欲しくなるなど、今までにはなかった体の反応に驚くことでしょう。

しかし、これらの変化は妊娠週数が進むに連れて元に戻ることも多いです。食べられるものが限定されることで栄養バランスが偏ってしまうのではと心配される方もいますが、その時のご自身の体調に合わせた食事や生活を行ってください。

トイレが近い

妊娠初期の頻尿は、約90%の妊婦さんが経験します。頻回なトイレは、仕事に支障が出たり、夜間だと睡眠不足の原因になることも。

しかし、水分を制限するのは、脱水や血栓症のリスクが上がり自分の体にも赤ちゃんにも負担となるため、水分はしっかり取るようにしましょう。

妊娠初期の過ごし方

肌のトラブル

妊娠をするとプロゲステロンの分泌が増えることや代謝の変化などでニキビや吹き出物がでやすくなります。また、メラニン色素の分泌も活発になることでシミ(肝斑)などもできやすくなるので外出時は日焼け止めをしっかり塗ると良いでしょう。

肌が敏感になったり乾燥しやすく、これまで使っていた化粧品やスキンケア用品が合わずに肌トラブルを起こすことがあるので注意が必要です。保湿をしっかり行いながら肌に合うものを選びましょう。全身にかゆみが出ることもあるので、綿やシルク素材の肌あたりの良い衣服や下着を身につけたり、症状が辛い場合にはかかりつけのクリニックに相談してみましょう。

髪や頭皮のベタつき

妊娠により皮脂の分泌が活発になることで、髪の毛を洗っていても髪や頭皮のベタつきやにおいが気になったり、妊娠前と比較し髪質が変わったと感じる方もいます。ホルモン分泌の影響だけでなく、水分や栄養不足でも毛穴のつまりやベタつきは起こりやすいです。

妊娠週数が進んだり産後になると自然に改善されていきます。ただし産後は一時的に女性ホルモンが低下することで、抜け毛を感じやすい時期です。こちらもホルモンバランスが安定してくると改善してくるので、過度な心配は入りません。

妊娠初期の過ごし方 

妊娠初期には、今まで存在しなかった赤ちゃんがお腹の中で成長し始め、体の中で目まぐるしい変化が起こります。そんな大切な時期をどう過ごしたらいいか、みてみましょう。

妊娠検査薬を使うタイミング

市販の妊娠検査薬の多くは、生理開始予定日の1週間後(妊娠5週ごろ)から検査ができます。この時期に、尿中のhCGホルモンが妊娠検査薬の反応する量まで増えます。

さらに感度が高く、生理開始予定日当日(妊娠4週ごろ)から使える妊娠検査薬もありますので、購入時に確認するようにしましょう。排卵日は数日ズレることがあるので、妊娠検査薬が陰性の場合でも生理が来ない場合は、数日後に再検査を行ってみましょう。

受診のタイミング

妊娠検査薬で陽性が出たら、すぐに産婦人科の病院やクリニックを受診したくなりますね。しかし、早すぎると赤ちゃんが小さくて確認できないことも少なくありません。せっかく受診をしたけれど何も見えなかったということもあります。病院を受診するのは、生理開始予定日の2週間後(妊娠5週後半〜6週ごろ)がよいでしょう。

超音波検査で赤ちゃんの入っている袋(胎嚢)が確認できるのは、妊娠5週ごろです。そして妊娠5週後半から6週ごろに、胎嚢の中に小さな赤ちゃん(胎芽)が確認できるようになります。

受診が遅いと、子宮内膜ではない場所で赤ちゃんが育ってしまう「異所性妊娠」に気づくのが遅れ、命に関わる場合があります。受診のタイミングが遅れないようにしましょう。

飲食

妊娠中にNGな食べ物・飲み物は下記のとおりです。これらは妊活中から避けておくと安心です。

・アルコール飲料

妊娠中の飲酒は、胎児性アルコール症候群の原因となります。赤ちゃんの心身の成長発達に影響を与えるため、少量でもアルコールは避けましょう。

・生ハム、スモークサーモン、ナチュラルチーズなどの加熱していない肉や魚、乳製品の加工品

食中毒菌であるリステリア菌の感染の原因となる場合があります。妊娠中は免疫力が弱まっているため、妊娠前と比較して感染のリスクが上がります。妊娠中にリステリア菌に感染すると、流産や早産、胎児への影響が心配されます。

・生肉、加熱不十分な肉

トキソプラズマという寄生虫が潜んでいる場合があります。トキソプラズマは、妊娠中に感染すると流産や死産の原因となったり、赤ちゃんが先天性トキソプラズマ症になる場合があり、赤ちゃんの一生に関わります。肉を食べるときは十分に加熱してから食べるようにしましょう。

喫煙

たばこの煙には、ニコチンや一酸化炭素などの有害物質が多く含まれています。血管を細く縮ませたり、血液中の酸素を少なくしたりする作用があるため、赤ちゃんに必要な酸素が届かない状態が続くことになります。

赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼし、胎盤の機能も落ちるため、早産や低出生体重児となったり、母児ともに命の危険がある常位胎盤早期剥離と呼ばれる胎盤の異常が起こったりする可能性が高くなります。

引用元)厚生労働省 女性の喫煙・受動喫煙の状況と、妊娠出産などへの影響

薬の服用

妊娠中に使うと、胎児やお母さんのからだに悪影響を及ぼす可能性のある薬があります。自己判断で市販薬や家に残っている薬を飲むのはやめておきましょう。妊娠初期には特に控えた方が良い薬もあるので病院で妊娠の可能性があることを伝え、薬を処方してもらうと安心です。

持病があり妊娠前から飲んでいる薬がある場合、妊娠中も続けた方が良いお薬もあるので、自己中断はせずにかかりつけの医師に相談をしましょう。

感染症

風疹や麻疹、水痘、りんご病などの感染症は、お母さんだけでなく赤ちゃんに感染する可能性があります。赤ちゃんに感染すると、流産や早産、死産の原因となるほか、胎児の成長発達に影響を及ぼしたり、障害の原因となったりすることがあります。

特に先天性風疹症候群は、赤ちゃんが目や心臓の病気、難聴などになる場合があり注意が必要です。妊娠前のワクチン接種で予防できます。妊娠中にはワクチン接種ができないので、妊娠前に風疹抗体があるか調べ、ワクチンを打っておくと安心です。パートナーから感染する危険もあるので、パートナーにも抗体があるか確認しておきましょう。

引用元)東京都福祉保健局 母子感染について~妊娠中・これから妊娠を考えている方へ~

激しい運動

妊娠中はぶつかったり、転倒や落下したりするようなスポーツは避けましょう。サッカーやバスケットボール、ボクシング、スキー、テニスなどの激しいスポーツは控えることをおすすめします。気分転換のお散歩や軽いストレッチなどは行っても構いませんが、少量でも出血があったり体調が優れない時は安静が重要ですので、運動は控えましょう。

レントゲン

放射線による被ばくが心配な方もいるでしょう。大量の放射線を被ばくした場合は流産や早産などの可能性がありますが、病院のレントゲンでは胎児に影響が及ぶ可能性は低いとされています。

ただし、妊娠中はレントゲンを受けられない病院も多いため、ケガや病気などで受診したときには必ず妊娠していることを告げましょう。

生活習慣

極端に寝る時間が遅い場合や、食事が偏っている場合には、意識して生活習慣を変えましょう。三食決まった時間に栄養バランスを意識した食事を摂り、夜は早めに寝れば、体への負担は軽くなります。妊娠初期の体調は個人差が大きいため、無理をせずに過ごしていきましょう。

服装

お腹を締め付けるような服装は避けましょう。妊娠初期はまだお腹の膨らみは目立ちませんが、少しの締め付けで気分が悪くなることがあります。下着を1〜2サイズ程度大きめのものにサイズアップしたり、お腹周りがゆったりしたボトムスや、ワンピースなどを着るといいですね。

妊娠初期にご主人が気をつけること

妊娠初期は、つわりや心身の変化が次々に起こり、奥さんにとって非常につらい時期となる場合があります。ご主人は、家事を率先して行うこと、体調を気づかうことを忘れず、積極的に奥さんをサポートしましょう。つらい妊娠初期を夫婦で力を合わせて乗り越えることが、家族の絆を強めることにつながります。

これまでと違う奥さんの様子に心配になるご主人もいらっしゃるかと思いますが、妊娠週数が進んでいくと体調も安定していきますので、寄り添って過ごしていきましょう。

専門家より(まとめ)

妊娠超初期や妊娠初期の症状は個人差が大きく、妊娠超初期は生理前の症状とも似ており、「どっちかわからない」と検索をしすぎて疲れてしまったり期待と不安を抱く方も多いです。あまり神経質にならずにゆったりと過ごして頂くことが良いでしょう。ソワソワする時期であるからこそ、妊娠したら出来ないことをして楽しく過ごしていたと話す方もいました。また、妊娠初期は妊娠前のように体が動かなかったり体調が不安定になることも多いです。生活の中で気をつけないといけないことも多いですが、何よりパートナーの協力が欠かせません。男性は体の変化がないので「何をしてあげて良いかわからない」と悩む男性もいます。女性はして欲しいことを具体的に伝えてあげてください。この時期にパートナーシップが強まるとその後の妊娠生活も快適に過ごせると思います。

この記事を書いた人

田村 由美

子授かりネットワーク 編集長

この記事を監修した人

中 友里恵