日枝神社(ひえじんじゃ)は、東京都千代田区永田町二丁目にある神社です。江戸三大祭の一つ、山王祭が行われる神社としても知られています。ご祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)。相殿に国常立神(くにのとこたちのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)を祀る神社です。大山咋神のお名前の「くい(くひ)」は杭のことで、大山に杭を打つ神、すなわち大きな山の所有者の神を意味しているとされます。山の地主神であり、また、農耕(治水)を司る神とされています。「古事記」では、近江国の日枝山(ひえのやま、後の比叡山)および葛野(かづの、葛野郡、現京都市)の松尾に鎮座し、鳴鏑を神体とすると記されています。なお、大山咋神は里山に鎮まるとされることから、『古事記』の「日枝山」とは、比叡山全体というより、里山である八王子山(比叡山の一部)を指すとする説もあるそうです。日枝神社の所在地は正確には千代田区永田町で、社殿は東向き、表参道も国会議事堂方面の東方へと伸びています。港区赤坂地区の北東に隣接し、そちらの南西方面にも大きな鳥居と裏参道が設けられていることや、近くに赤坂氷川神社が鎮座していることもあって、赤坂(の)日枝神社と通称されることが多いです。実際、最寄りは赤坂見附が近いですね。創建の年代は不詳ですが、文明10年(1478年)、太田道灌が江戸城築城にあたり、川越の無量寿寺(現在の喜多院・中院)の鎮守である川越日枝神社を勧請したのに始まるといいますから、500年以上の歴史があるようです。徳川家康が江戸に移封されたとき、城内の紅葉山に遷座し、江戸城の鎮守とした神社です。境内には狛犬ではなく「猿」が置かれています。猿は御祭神の大山咋神の使いとされており、神様の使いの猿「神猿(まさる)」と言われ、敬われています。その「まさる」という音から「勝る(まさる)」「魔が去る(まがさる)」とも考えられ、勝運の神や魔除けの神として置かれています。音読みの「えん」という音から、猿が「縁(えん)」を運んできてくれると考え、商売繁盛や縁結びの祈願を受けに来る方も多いそうです。
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Terryさん 2024.09.17 高校時代に部活のトレーニングで階段ダッシュをした想いでが強い印象ですが、改めて訪れるとその厳格な佇まいに感じるものがあります。
外国人の観光客の方も多くなっているようですね。エスカレーターまでできていたのにはビックリしました😄👍 -
関清志さん 2024.08.31 2024年8月12日に参拝しました。
文明10年1478年に太田道灌が、江戸に城を築く際に川越山王社から勧請したとされる神社です。地元では、山王さんと呼ばれて親しまれている神様です。御祭神は、山の神様である大山咋神(オオヤマクイノカミ)です。山の神様なので、狛犬ではなく、神猿(まさる)さんが、迎えてくださいます。
鳥居の形が、独特です。