「赤ちゃんは天からの授かりもの」という言葉があるように、天(神さま、仏さま)にお願いするという歴史を積み重ねてきました。長い歴史の中で子授けを祈願・成就した実績が多い神社やお寺が、子授けのご利益があると知られています。
ここでは子授けだけでなく、授かる子どもの性別を特定して祈願したり、占うことができるとして知られている「産み分け神社・産み分けお寺」をご紹介します。パートナーと一緒に気分転換を兼ねて、足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
七社神社さま
東京都北区にある七社神社さまに祀られている七柱のご祭神には、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)さま・伊邪那美命(いざなみのみこと)さまがおられ、子授けのご神徳があるとして知られています。
右側の狛犬を男性が、左側の狛犬を女性が優しく撫でると子宝に恵まれると云われている縁起のいい狛犬です。
産み分けについては、男の子を授かりたい場合は右側の子犬を、女の子を授かりたい場合は左側の子犬を、いずれも女性が優しく撫でると授かれると云われています。
七社神社について
定義如来西方寺さま
宮城県仙台市にある定義如来西方寺さまは、子宝に恵まれていなかった伊達家の31代目当主、伊達邦宗の夫人:巨梅(こうめ)が子宝を祈願したところ、子宝に恵まれ梅の木を奉納されたなど、子授け祈願が成就するとして知られています。
子授け祈願の後、ご本堂に置かれている「子授け人形」の前で合掌し、人形を背にするように後ろ向きで人形に手を伸ばし最初に触った人形をお借りします。
緑の人形をお借りできると男の子、赤の人形をお借りできると女の子を授かると云われています。どちらの色の人形をお借りできるかは神のみぞ知るという楽しみがありますね。
定義如来西方寺について
子安観音寺さま
三重県鈴鹿市にある子安観音寺さまは、安産・子授け・子育てのあらたかな霊場といわれ、三重四国八十八ヶ所の十六番札所になります。
安産祈願の際には、四季に葉や花が絶えることがなく、国の天然記念物に指定された「不断桜」の葉っぱが添えられます。その葉っぱが表だと男の子を、裏だと女の子を授かると云われています。
引用元 子安観音寺
乙姫子安河原観音さま
熊本県阿蘇市にある乙姫子安河原観音さまは、神功皇后さまがご懐妊中に渡海される際、尊体の安全、安産を祈られたとされており、子授け・安産の守り神として知られています。
乙姫川上流の河原には乙姫子安河原観音さまのご神体とされる自然石があり、その河原で拾った石を股に挟んで寝ると子宝に恵まれると云い伝えられています。
男の子を授かりたい場合は黒の石を、女の子を授かりたい場合は赤の石を選ばれると願いが叶うと云われているので、パートナーと一緒にお気に入りの石を探してみてはいかがでしょうか?
引用元 乙姫子安河原観音
敷地神社(わら天神宮)さま
京都市にある敷地神社さまは、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)さまをご祭神とする神社で子授かり、安産のご神徳があると知られています。
安産祈願した際の授与品の一つ、安産御守の本体は稲わらになっており、わらに節があるば男の子を、節がなければ女の子を授かると云われています。
引用元 敷地神社