千葉県長生郡にある笠森観音(かさもりかんのん)をご紹介します。
笠森観音の正式名称は、天台宗・別格大本山笠森寺といい、784年に最澄が楠の霊木で作った十一面観音菩薩を山上に安置したのが始まりとされています。
現地に行ってビックリするのは、笠森観音が安置されているお堂の建ち方です。大きな岩(山)の頂上に建てられたお堂の足場は、四方とも何本もの長い木で支えられているのです。この建築様式は、日本唯一の「四方懸造(しほうかけづくり)」で、1908年に国宝指定されたお堂になります。
お堂に入るには、大人300円の拝観料が必要ですが、一周できるお堂の廊下からの絶景に加え、お堂の足場を間近で見られる貴重な体験ができるので、拝観されることをおススメします。荒天時は閉鎖されるので、現地に行かれる際は、事前に天気予報などをご確認してください。
笠森観音の子授け祈願について
ご祈祷は、例外日を除き、毎日9,10,11,12,13,14,15時に実施しており、事前予約不要で15分前までに受付を済ませられるように対応願います。なお、子授け祈願のご祈祷料は5,000円になっています。
また、郵送祈祷も対応いただけるので、詳細は直接、お寺にご確認ください。
笠森観音の子宝ご利益スポット
笠森観音の子授け祈願おススメスポットを4つ紹介いたします。
スポット1 「子授観音」
1つ目は駐車場もしくはバス停からお寺に続く坂道を登る途中左手にある「子授観音」です。
モデルで活躍中の梨花さんが、子授かり祈願で参拝され、ご利益があったと云われている観音さまです。
スポット2 「子授楠」
2つ目は子授観音の近くにある「子授楠」です。
楠の霊木である子授楠は、斜めに成長した全体の姿に神秘的なチカラを感じるだけでなく、根本に人が通れるほどの穴が開いている不思議なチカラを感じられます。
梯子がかけられており、人が通り抜けられるようになっているので、是非、子授かりの祈願をしながら通り抜けることをおススメします。
スポット3 「子育地蔵尊」
3つ目は坂道を登り切ってすぐ右手奥にある「子育地蔵尊」です。
子育地蔵尊のさらに奥には、お寺の鐘があり、誰でもつくことができることもあり、鐘の音を耳にしながらお参りできる場所になります。
「子育」なので、子どもを授かり、産まれた後にお参りする場所なのでしょうが、子授けを祈願された方々が子育をされてきたという歴史を想像しながら、予め祝う(予祝)場所としてご紹介します。
地蔵尊のご真言「おん か か か びさんまえい そわか」を唱えながら拝んでみるのもいいですね。
スポット4 「成就石」
4つ目はお堂での「ご祈祷」になります。
地上から約16メートルのところにあるお堂の中でご祈祷いただくのは、滅多にできる経験ではないので、おススメいたします。
約15分のご祈祷を終えるとご本尊の間近で拝めるだけでなく、左手から裏に回るなど、正面から見えないところにおられる仏さまを拝むことができるのがおススメポイントです。
ご祈祷後に授かれる御札は、ご自宅に貼付して「おん ろけいじんばら きりく そわか」と十一面観音のご真言を唱えることもおススメです。
引用元)笠森観音の公式HP
笠森観音の子授かりお守り
笠森観音の基本情報
寺名 | 天台宗・別格大本山笠森寺 |
ご本尊 | 十一面観世音菩薩 |
住所 | 千葉県長生郡長南町笠森302 |
電話番号 | 0475-46-0536 |
ご祈願受付 | 8:00-14:45 |
駐車場 | あり |
ご祈祷料 | 5,000円 |
昇殿参拝対象 | パートナーと一緒可 |
郵送祈祷 | 郵送可 |
最寄り | JR外房線「茂原駅」下車 ⇒ 小湊バス「笠森バス停」下車 徒歩5分 小湊鉄道「上総牛久駅」下車 ⇒ 小湊バス「笠森バス停」下車 徒歩5分 |
URL | https://kasamori-ji.or.jp/ |