口コミ・評判について: 足立病院 (おがわりえこ)

理事長先生、院長先生は優しいですが、そのほかの先生は淡々としています。
妊婦健診中は、事務の方が事務的で淡々としていること、朝イチを逃すと待ち時間がどんどん長くなることに目をつぶったら、先生方もぼちぼち優しく、院内やトイレもきれいで、それなりに良い病院だと思っていました。ちなみに14時予約などだと、1~2時間は遅れます。妊婦で体調の悪い中、横になる場所もなく椅子に座っているしかないのは辛かったです。一回午後になって以降、できるだけ朝イチで予約を入れてもらっていました。

ただ、産後数ヶ月経ち、入院中のことを夫婦で振り返ると、たくさん思うことが出てきました。看護師さん、保育士さん、事務さんも自分の仕事だけすればよし、といった事務的な冷たい対応される方がぼちぼちいます。
産後の1日2時間しかない面会時間、ベッドで夫とのんびりしていた時にノックと同時に看護師のおばちゃんがずかずかと入ってきて、産後で素早く動けずベッドに横になっている私と夫に何か(忘れました)言って出ていかれ、怒りをおぼえました。
帝王切開の時も、夫が「いますぐ帰ってきてください」といった電話で呼び戻され、しかもその電話口でつらつらと産婦人科の女の先生から帝王切開のリスクの説明をされ(一般人なのに電話でいきなり言われても理解できるわけがない)、戻ってきたら帝王切開中で「とにかく待っていてください」と座らされたそうです。赤ちゃんの様子は先生にお任せするしかないので、帝王切開を急いだのは仕方がないと思います。ただ、夫は待ち時間が長くなってきたので「どうなっていますか、この後の流れを教えてもらえませんか」と通りがかりのスタッフに声をかけたところ、「待っててと言われたなら待っていてください」とぴしゃりと言われ、何も聞いてくれなかったそうです。帝王切開がどれくらいかかるのか、自分はどれぐらいしたら手術室の立ち合いとして入れてもらえるのか、その後どう流れていくのかなど知りたいことは一切教えてもらえなかったし聞いてもくれなかった、とても不安だった、と数ヶ月経ってから思い出して言っていました。
他にも医療者側は流れがわかっているが患者側はわかっていないということが配慮されず、私と夫が混乱した(しかも助産師さんはわかっていなさそうな)ことが数回ありました。
退院の時も、私の体調も産後で戻っていないし家が近いので一旦家に大きな荷物を夫が置きに帰って、手荷物と赤ちゃんだけで帰りたい、と言ったのですが、「いやいや！もう一度で帰ったほうがいいですよ！そのほうがいい！」とおばちゃん助産師さんに言われました。体も辛いしそれに言い返す元気もなく、私は受け入れかけたのですが、それでも赤ちゃんと私を手伝える万全の体制で帰りたいと強く思った夫が、「いや、心配なので荷物を一旦置きに帰ります」と断固とした態度で伝えて、そうさせてもらいました。おばちゃん助産師さんは不服げな顔をされていました。

私立病院ですし、院内はきれいで、リスク管理やプロトコル作りはきちんとされていると思うので、安全ではあると思います。ただ、理事長先生、院長先生以外にホスピタリティを期待しないほうがいいです。産後は患者側は精神的にも肉体的にもかなり弱っていますが、助産師さんもそれをあまり理解できていなさそうな言葉をかけてくる方もちらほらいました。今日の日勤の助産師さんは話しづらい、ハズレだな、と思ったことも5日の入院中2回ほどありました。助産師さん自身が妊娠出産経験者でも、他人の辛さを理解できるとは限りませんし、むしろ業務として慣れてしまっている分機械的に事務的に対応してくる方がいる印象です。ご自身は仕事なので、患者の細やかなケアより自分たちのシフトを回したり段取りをするほうが大事なんだろうな、と感じたことが数回ありました。もちろん産後のホルモンバランスも1番不安定な時期で、私の心もいつもより弱っていた部分があったと思いますが、産後とはそう言うものですし、産後の患者さんが何も言わなくても、体も心も弱っている前提の上で接して欲しかったです。

母子共に大きくトラブルなく出産させていただいたのはありがたいと思っています。
ただ、ホスピタリティが期待できない以上、希望や思いは強い意志で伝えたほうが良いと思います。