ポーアイの病院は確かに設備が整っており、病床数も大きく、高品質の医療を提供しているが、やはり、兵庫県の医療全体の根幹を生み出し支え続けているのは、神大附属病院だと思う。大学病院は常にその都道府県での先端医療を模索しているので、病院としての側面でなく、学問を極める場所でもある。初めてこの病院を訪れたが、医師や看護師のみならず、医療事務員や案内担当員に至るまで、全員が純然たるプロ意識を持って働いているように感じた。とにかく、動作が他の大病院と違い、キビキビとしている。それでいて、大学病院にありがちな冷たさ、人間味の無さを感じる事は無かった。
大規模な病院なので様々な患者を受け入れており、中には余り良い印象を抱けないままの患者も数多いるとは思うが、随所に患者に待ち時間ストレスを与えない様にするための工夫が為されていると感じた。今では当たり前の様になった、患者の番号呼び出しの電光板での案内、待機時間の目安、効率の良い検査巡回のロードマップ形成等は未だに進化し続けており、少なくとも兵庫県下では他の病院の水先案内病院、模範病院としての役割は十分果たしていると感じた。病院内の随所に張り巡らされた効率化の網は、働く者にとっても大きなストレス軽減材料になり、彼ら彼女らのプロ意識を根幹から支えており、それらは患者に還元される。まさに好循環体制堅持の典型病院と言えるのでは?と思う。
患者やその家族の中には、この効率とストレス抑制の為のシステムに上手く乗れずにしんどい思いをした、という声もあるが、自分はこの様なシステムはどんどん前進、追求していくべきだと考える。その探求が、巡り巡って患者に還元されている、と自分自身が肌で感じる事ができたからだ。
効率化をベルトコンベア方式、温かみのないロボット作業と考えるか、労働者のプロ意識を高め、高水準医療を提供するためのシステムと診るかにより、意見が分かれるとは思うが、自分は神大附属病院の目指す方針が少なくとも現在のところ、成功しているのは間違い無いと考えている。
※追記
低評価レビューを読んでいて、何点か気付いたことがあった。頷けるのは、同じ階でも南館西館でシステムが統一されていない事。入院患者の振り分けは同様の基盤システムで管理されているため、同じ階でも様々な科の患者が入院しており、それ自体に問題は無いが、同階で、南館と西館という見えない仕切りフロアを分割シェアしており、ナースステーションも別々に存在する。その点、入浴や洗濯方法などな異なる。自分が5F南館に入院していた時、南館の浴槽が修理中だったが、西館の浴槽は、南館の患者は使用不可だった。サロンスペースは共有だったので、西館の患者さんとよく会話をしたが、洗濯機や浴槽の使用ルールや待機方法も南館とは違っていて、驚いた。紙おむつ等の消耗品等の基準まで異なるのかは自分は知らないが、異なっていても不思議では無いように感じる程、同階でも透明な仕切り板があった。自分は特に気にならなかったが、南館から西館へ、逆に南館から西館へ移された患者さんは全く新しいルールを覚えなければならないのは、不思議ではあった。特に、南館や西館と言ってもフロアが区別されているだけで、実際には同じ階である。初入院患者は戸惑うかもしれない。せめて、同階ではシステムやルールの共有は可能だと思うが…。ここで透明な仕切り板と書いたのは、物理的な透明なアクリルガラス等では無く、区切りが目に見える状態では無い事の比喩表現です。
エレベータから上がって、右に向かえば西館フロア、左に向かえば南館フロアで、階全体はぐるりと一周できます。
次に、決済や会計方法だが、神大附属病院の診察券と、自分のクレジットカードを紐付けし、予めネット登録しておけば、点数計算や会計を待たずに、診察カードを機械に読み取らせるだけで、後払いとなり、そのまま帰宅できる。これは非常に便利なサービスで、事前にクレジットカードをネット登録等ができる患者は、そうすると、会計を待たずに帰ることが可能で非常に優れたシステムだと思う。患者にも、医療点数の計算係りにもストレス緩和という大きなメリットがあると感じた。
因みに、後払い登録サービスは、以下である。
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Mi Miさん 2024.09.10 口腔外科でお世話になってます。インプラント手術で一年かかりましたが、ようやく完成しました。民間では二回で終わるとか最短3ヶ月とか宣伝してますが、私の場合は全くそれではすみませんでした。これをどう捉えるかは個人差ですが、丁寧に慎重に進めてくれたと思ってます。チームを組んで進めていくので、メインのドクターがいて、その回りを偉いドクターや研修医さんがいて、時々不安になることもあったけど、結果的には綺麗にがっちり作ってもらったので良かったです。ここは主治医(歯医者)の紹介です。 -
やんまくんさん 2024.09.07 神戸市立中央市民病院から神戸大学医学部附属病院へ移った。市民病院側の治療方針に疑問を持ったからだ。大学病院だけあって夜間の処置にも対処できたし神経の温存もできた。診療科の医師は中央市民の約2倍はいる。看護師もよくやっているし看護助手の男性は素晴らしい、明後日.はれて退院の予定だ。