口コミ・評判について: 園田桃代ARTクリニック (みを)

フルタイム30代正社員です。
こちらで採卵3回と移植2回をしています。
1年半通って保険適用を前に転院しました。
理由は採卵成績です。

転院を決めるまでに
様々なモヤモヤがありました。
まず、長い時で滞在時間は3〜4時間。
予約時間は最早意味をなしていません。
これはどのクリニックでもそうなのかもしれませんが、
半休を駆使して通う身としては
常にヒヤヒヤがありました。
そして医師の診察は1〜3分。
まるで工場のベルトコンベアに乗せられた気分。
聞かないと詳細は教えてくれませんし、
卵胞サイズも大きいのを3〜4個測るだけです。
(転院先の病院や友人の通う他院では全ての卵胞数を数え、
サイズを表にして渡すなどされています)

また、採卵の日にコロナワクチンの接種で
子連れの親子がたくさん待合にいたのも嫌でした。
見るのも辛い気持ち、患者ならわかりますよね。
これが陰性や流産判定の日だったらと思うと…
せめて時間を分けるとか工夫して欲しかったです。

モヤモヤはたくさんありましたが、
採卵&移植2回目で(流産という結果でしたが
一度は)妊娠できたこと、
家から1番近いということもあり、
通い続けていました。

決定的だったのは流産後に行った
3回目の採卵です。
私は多嚢胞卵巣症候群でAMH16、
その上片方の卵巣は過去の手術で使い物になりません。
刺激加減がかなり難しいのは承知ですが、
採卵1〜3回まで、毎回1個しか凍結出来ないのはコスパも悪く、心身共に疲弊しました。
1個しか取れなくても、
高額な治療費を払わないといけませんから。
保険適用を目前に、一刻でも早く妊娠したくて時間優先で、
お金がかかるのも承知で採卵に挑みました。
結果は1個、受精未確認。ショックでした。
採卵後の診察で
「あなたは卵がとれない体質だから」と言い切られたことも、
頭の中でぐるぐると巡っていました。
本当に？AMH16なのに？
片方の卵巣しかなく採卵数が少ないのが前提とはいえ、
毎回同じ薬ではなく別の刺激法を試していれば
違う結果になったのではないかと思わざるを得ません。
OHSS等のリスクを恐れるのも理解できます。
でももっと一回で採れるように工夫してほしかった。
次はこうしましょう、ああしましょう、
何か改善策を提案して欲しかったです。
高いお金を払い、身体を薬漬けにし痛めつけ、
足繁く通い、生活を制限して採卵するのですから、
一回いっかいの採卵が
患者にとっては勝負で真剣なんです。

結局、積もり積もったものがあり転院しました。
転院先の病院では、
こちらでは指摘されませんでしたが、
夫の精子のDNA損傷率が高く、
空胞も多いことがわかったり、
自分にも色々対策(耐糖能、甲状腺等)が必要なことを指摘されました。
OHSSに気をつけながら採卵してもらい、
一回目は13個採卵するも胚盤胞にはならず…
それじゃあ刺激法やトリガーを変えようと様々な提案をしてくれ、
二回目の採卵で17個採卵、
計6個の胚盤胞と初期胚4個ができました。
そして、一回目の移植で妊娠しました。
流産経験から不育症検査までしてもらい、
万全の対策で16週までサポート頂き
出産に至ることができました。

転院から妊娠まで約4ヶ月。
この病院に通った1年半の時間を思うと
早く転院すればよかったとひたすらに思います。
夫は採卵1回目から不信感を抱き、
転院するよう希望していたので、
私もその通りに早く転院すればよかったです。
貴重なお金と時間を無駄にした気がしてなりません。

最後に、良いところを。
看護師さんは優しく朗らかで親しみやすい方が多いです。
採血もうまいです。
ただ、受付の方は多くの方が書かれているように
対応が杜撰かと思われます。