右手中指の爪の一部が黒く変色する異変のため、かかりつけの病院の紹介状を持参し、こちらの皮膚科を受診しました。
かかりつけの病院では「メラノーマ(悪性黒色腫)などを疑う所見ではないと思うが、生検や治療は規模の大きな病院や大学病院への紹介になる」とのことでした。
陶生病院は規模の大きな病院に該当すると思い、予約は取れませんでしたが紹介状持参のうえで受診しました。
予約なしの受診のため朝一からかなり待たされました。
担当した医師は早速患部を見るなり歓喜とも困惑とも取れる複雑なリアクションを見せました。
「あ~!・・・えぇ~!?・・・」
そして看護師に医療用のダーモカメラを持ってくるよう指示し、私に何も告げずに同意もなく患部の写真を撮り始めました。
まるで好奇心に突き動かされるかのように撮り進める姿にあ然としました。
これは肖像権こそないものの個人情報保護の観点からあり得ないと思いますし、本人の承諾なく研修医などへ示すなど目的外利用も勝手にされかねない状況です。
次に、「自分はまだこちらの病院に来たばかりで判断できないので、
隣の診察室で診察している皮膚科医長に確認したい」と言われて一旦診察室から出されました。
しばらくして診察室から招き入れられたところ、先ほどの医師のほかに看護師、皮膚科医長、研修医の名札をつけた医師の4名に立ったまま囲まれる状況。
医長から、大学病院でないと詳しい検査ができないと説明されました。
私からストレートに「メラノーマのような悪性の可能性があるのか?」と訊いたところ、
可能性は半々という曖昧な回答。
こちらの病院で生検はできないかと訊くと、「やれと言われればやる」という消極的な回答。
「生検だけして治療はできないか」と訊くと、できないとのこと。
さらに踏み込んで「爪周囲のメラノーマの治療実績はあるか?」と訊くと、かなり不機嫌に「経験も実績もない」と回答されました。
また、「大学病院に紹介してもらうなどしている間に仮に良性なものが悪性化することはあるか?」と訊いたところ、
「先のことはわからない」と無責任な回答。
素人の私がメラノーマの可能性は半々だろうかと思い悩みながら、これから先どうなるかわからない不安で受診しているのに、医長ともあろう者が素人同然に「半々」「わかない」と口にする曖昧さや無責任さには絶句してしまいました。
医長というにはかなり若く感じ、経験も実績も乏しい割にはプライドだけが先行し、
患者の未来に寄り添う医療とはほど遠い印象。
医長ですら治療経験のないという絶望的状況で、生検に踏み切ることへのリスクを考え、
某大学病院へ紹介状を書いてもらうこととしました。
この時点で診察室前のモニターは「診察中」のまま一時間弱動きがありません。
「診察中」の表示位置には予約なしで受診している私の受診番号が延々と表示され続けています。
他の予約患者さんを相当待たせていることになります。
待ち合いで待つと、看護師が紹介状を持って「今から案内する場所へ行って、予約をとってもらいます」
と言い案内された場所は、「がん診療部」
顔面蒼白になりました。
「え・・・がん!?」
ろくに診断もできないのに、なぜここを案内するのか、まったくもって配慮に欠けているとしか言いようがありません。
生検・病理診断のうえで悪性腫瘍だと確定診断でもされぬ限り、むやみに「がん」という精神的な圧力のかかるワードに患者が触れることは避けるのが常識だと思います。
しかし、この病院では大学病院に丸投げする立場でありながら、ただ紹介先の大学病院に予約を取るだけのために患者をみだりに「かん診療部」へ案内するようです。
普通の病院なら『地域医療連携室』などで予約を取るなど患者への精神的負担を与えない配慮がされるはずで、かかりつけの病院でも『地域医療連携室』を通して紹介状の作成から予約の段取り(近い日にちで予約できなかったため実際には予約なし)までやっていただきました。
本来まったく必要のないはずの『がんと向き合う覚悟』のようなものを陶生病院で味わい、『がんになったら読む本』のような書籍購入を検討するなど、頭の中はがんへの不安でいっぱいになりました。
後日この件で病院に説明を求めたところ、少しでもがんの疑いがある患者へ紹介状を渡す際に『がん診療部』で紹介先の予約をするのは「病院の方針」とまで平然と回答されたのです。
話は戻りますが当日の診察を終えて病院を出ると、午後になって携帯電話に陶生病院より着信。
「◯◯大学病院への紹介状をお渡ししたか確認のお電話です」
どういう管理をしているのか、もういい加減にしてくれという感じです。
さらに帰宅後に自宅の固定電話にも留守電が入っており、
確認するといきなり保留音から録音されていて、保留明け「公立陶生病院地域医療連携室◯◯と申します・・・ガチャ」と言って切れる意味不明な内容でした。
何がしたいのでしょうか?
翌週に某大学病院を受診したところ、経験豊富な皮膚科部長に診てもらうことができました。
患部を見ても驚くこともなく丁寧に診てもらったところ、
「これは血が溜まっているだけです。」と説明されました。
私からストレートに「メラノーマや悪性の可能性は?」と訊くと、
優しい笑みを浮かべながら「十中八九あり得ませんよ」とはっきりと言ってもらえました。
「一ヶ月後にもう一度診せてください。今日はこのあと患部の写真を撮ります」と最後に言われて、
『皮膚生検/写真撮影に関する説明書』の写真撮影に◯印が付された文書にサインし、
後ほどそのコピーまで渡してもらいました。
1ヶ月後、特に加療も投薬もなく、自然に血腫ごと患部の爪が痛みもなくボロボロと崩壊し、爪の根元からはきれいな爪が順調に生えてくるようになり、某大学病院の皮膚科部長からも「大事に至らなくて良かったです、このあと自然に爪は生えてきますので治療も必要ありません」と言われました。
以上のことから、もし陶生病院でメラノーマと血腫の判断もできない皮膚科の不安にかられるまま生検していたら、
無駄に身体にメスを入れる結果となっていたと思うとゾッとする一方で、一連の診療過程や院内連携はもちろん、病理診断もせず「がん診療部」を案内するなど、すべてが目茶苦茶と言わざるを得ません。
安心したと同時に陶生病院への怒りが甦りました。
その日のうちに陶生病院の医療相談窓口にこの内容で苦情を言いに行きました。
直近で家族が泌尿器科でもトラブルを起こされていましたので、具体的内容は割愛しますがそれも含めて
窓口の看護師に2時間くらい話をさせられました。
終盤で腕を組みながら私の話を聞いていた看護師は聞き終えると「庶務を呼んできます」と言って去って行きました。
繰り返しますが、「腕を組みながら」です。
現れたのが総務課長を名乗る人物。
何ら悪びれる様子もなく頭下げることなく「何でしょうか?」
まるで話があるなら聞いてやるという態度。
そこからまた看護師と同じ話を2時間させられる最悪の展開に。
患者がとにかく待たされる病院ですが、このように患者の時間を奪うことに何の躊躇いもないことがわかります。
病院内で昔は庶務と呼ばれていたそうですが、未だにそう呼ばれ続ける非生産な事務方に、最終的に苦情処理は押し付けられるようです。
散々時間を無駄に費やした挙げ句、
「私とあなたとでは考え方が違う」や「私には良くわかりませんがあなたがそう思うなら、申し訳ないという事なのかもしれない」
など、いちいち鼻につく言い方をされて体よく片付けようとします。
診療内容もデタラメで医療連携も目茶苦茶、患者の尊厳も権利も守られない酷い病院だと思います。
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加藤京子さん 2024.09.19 脳梗塞で運ばれて、年齢も年齢なので、
覚悟してましたが、病気の状態から、
親には少しでも、生きていてほしい、
きもちは、だれにもあるとおもいます。
すぐ、延命治療しますか?なんて、
聞きますか?老人だから、死ねって。聞こえました。延命希望は、当たり前ですよね
親ですから、その他、最初に連れてきて
保証人にしか、次の転院先おしえませんって、娘ですけど、わけがわからん、
家族でも、いろいろあると思います
いがみ合いや、仲良しの家族
私の家族はちがいます。
転院先おしえてくれないままの病院ありますか?家族はいがみあいなので。やばいと、
おもいましたが。死ぬ最後しかあえなかった。へんな規則かえたら?
目が開いてる...ときは、今年の正月
これが、最後です。
亡くなりました。転院先おしえてくれたら、会えたのに、家族です。私は。気持ちの整理がつかない。やばい病院です -
ari rfirさん 2024.08.10 当直いっても意味ありません。いつも3時間以上待たされて、そこからやっと診察。終わるの6時間後とか。とくに子供の診察はヘタどころではなく、できない。高熱でいって点滴をお願いしたら5回以上失敗され、できませんと言われたり、肺炎を喘息と誤診されました。