オンライン医療相談サービスを提供するYOKUMIRU株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:原翔平、以下「YOKUMIRU」)は、海外滞在者が、子育てや妊娠・出産に不安や悩みを抱えていることに着目し、日本国外での子育て、妊娠中の方に関するアンケートを行いました。その調査結果をご報告いたします。
今回のアンケートの目的は、YOKUMIRUが提供するオンライン医療相談サービスを通じて、海外生活を送る日本人の多くが、子育てや妊娠・出産について不安や課題を抱えていることを知り、今後のサービス向上のために、実態を把握する目的で行いました。その結果、下記のような課題が浮き彫りになりました。
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調査対象(回答者のプロフィール)
YOKUMIRUの会員や協力会社を中心に、海外滞在中の日本人の方に広く呼びかけ、2023年7月1日〜9月末までアンケート調査を行い、海外で子育て、妊娠中の日本人女性 合計119名の方から回答を得られました。回答者の内訳は、下記のようになっています。
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子育ての課題 情報を得にくい・頼れる人がいない・安心できる医療機関がない
「子育てをしていて、海外で大変だと感じること(※複数回答可)」を答えてもらったところ、半数以上の方が以下の3つの悩みを抱えていることがわかりました。一方、「妊娠中、海外生活で大変だと感じること」という問いに関しては、1、2位の順位こそ逆転しましたが、上位3位を占めた課題は同様でした。
①言葉の問題で必要な情報を得にくい
②すぐに頼れる人がいない
③安心できる医療機関がない(少ない)
地域別に見ると、
「①言葉の問題で必要な情報を得にくい」と答えた方は、北米(20%)よりも、ヨーロッパ(28%)、アジア(36%)に多く
「②すぐに頼れる人がいない」と答えた方は、北米(20%)、ヨーロッパ(22%)、オセアニア(22%)よりもアジア(34%)が多く
「③安心できる医療機関がない(少ない)」と答えた方も、アジア(34%)に多く見られました。
①言葉の問題で必要な情報を得にくい
具体的には、「私が現地語を話せないためコミュニティに参加できず、習い事や幼児のプレイグループ、イベントなどの選択肢が狭まっている」、「日常生活は問題ないが、ローカルのママ達の立ち話に入ることはできないし、GPに行っても先生の話が分からない」、「情報を能動的に収集しないといけない」などの意見がありました。
②すぐに頼れる人がいない
子育ての相談は、配偶者またはパートナー(69%)、親(47%)、兄弟にしているという回答が得られましたが、病院に関しては「日本人同士でも職種や保険で人によって待遇が違うので、情報をもらうのが難しい」など、体調不良などがあった時に頼れる人がいないと感じているようです。
③安心できる医療機関がない(少ない)
「医療費が高過ぎて気軽に病院に行くのが困難」という意見や、「医師と助産師、助産師同士で意見が異なることがあり、どれを選択すればいいか迷った」、「日本より出産の入院期間が短い。体調が回復していないのに、赤ちゃんの面倒が見られるか心配」、「妊婦健診が日本より少ないのが不安」など、日本との違いに不安を感じている回答が多くありました。
その他の意見
・子育て中の親に便利なサービスが少ない(コンビニ、スーパーのコンビニ、ネットスーパー、延長可能な学童や保育所、病児保育など)。
・保育園が高い、発達障害のため受け入れてもらえない。
・備え付け家具に引き出しロックなどがなく、子どもが触るのが危険。日本のように百円ショップで対策グッズが手軽に買えないため、安全対策が難しい。
・子どもの日本語教育や、現地の教育施設に悩んでいる。
・アジア人に対する差別が心配。
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居住地での病院の選び方 日本語でのコミュニケーションを希望
お子様の病院選びついて尋ねたところ、「アクセスが良いから(61%)」、「保険適応の病院だったかから(42%)」、「評判が良かったから(28%)」という答えが上位を占めましたが、回答者のうち10%が「日本人医師がいるから」と答えました。
それ以外にも「その他(17%)」と答えた人は、「日本語通訳がいる、もしくは来てくれるから」、「オンライン通訳が利用できる」、「日本語が話せる外国人医師や看護師がいる病院」という理由で病院を選んでおり、約25%の人が、医師と日本語でのコミュニケーションを望んでいることがわかりました。
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日本人医師に相談したいこと 子どもの咳止めからメンタルまで
アンケート回答者のうち、80%以上の人が日本人医師への相談を希望しており、下記の内容で相談をしたいという回答を得られました。
◆子どもの体調など
・子どもの肌あれ。日本でアトピーの診断を受け処方された薬がなくなって対処法を知りたい。
・現地の病院でもらったが、子どもの咳止めが効かない。
・子どもの鼻の具合が悪く、かかりつけ医に診てもらったが解決できない。
・子どもの発達障害。
・2歳の子どもが肺炎を繰り返している。
・娘の耳のできものが心配。
◆親のメンタル
・自分の精神状態について専門の先生に相談したい。
・季節性の鬱、適応障害について相談したい。
◆妊娠・産後の不安
・産後の体調について相談したい。
・断乳をどうするか。不妊治療再開のタイミングも日本と違うので不安。
・妊婦健診が少ないので、超音波の結果を日本人医師にアドバイスもらいたい
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まとめ 子育ての課題とその解決のために
子育てについて調べてみると、国内においても多くの方が同様の課題や悩みを抱えていることが分かりました。
全国100自治体以上の子育て行政サービス情報「子育てタウン」を運営している株式会社アスコエパートナーズによる「行政サービスに関するモニター調査」によると、「相談したい悩み」に下記のような内容があげられています。
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000055044.html)
・進学
・子どもの食事
・発達障害
・子どものメンタル不調
・反抗期への子供の対応
・不登校
・子どもが癇癪を起こした時の対応
・メディアとの付き合い方
・思春期
・どうやって子育てをしていくかなど全面的に
また、内閣府の「令和2年度少子高齢化社会に関する国際意識調査報告書」によると、育児に関する悩みがある時の相談相手として、配偶者(81.1%)、親(71.5%)という回答が最も多く、一方で“地域の子育て支援サービス”や“外部の専門機関”などを利用している方が約36%もいます。国内においても、子育てについて専門的なアドバイスを求めている方が多いと言えます。
(https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/r02/kokusai/pdf_index.html)
本調査結果を振り返ると、「身近に相談できる人がいない」や「言葉の問題などから支援サービスを利用できない」などの状況から、海外ではこれらの課題解決へのハードルがより高くなっていることが分かります。
YOKUMIRUのオンライン医療相談では、日本人医師が、海外在住邦人の抱える妊娠や子育ての悩みの受け皿となり、アドバイスを行なっています。
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活用事例 医療相談以外でも経験豊富な医師に相談できる
YOKUMIRUでは医療相談だけでなく、子育てや妊娠に関する相談も対応が可能です。実際に下記のような活用がされています。
■子育て相談(イタリア在住/40代女性)
子どもの学校のことや、現地での人付き合いについて。文化の違いなどでモヤモヤしていることをご相談しました。生まれ育った背景を共有できる日本人医師に相談することができ、日本語で話せるので詳細を理解して貰える点がとてもありがたいです。
■子どもの相談(アメリカ在住/30代女性)
子どもの食べ物のアレルギーについて相談しました。先生に色々アドバイスをいただき、今後の方針を決めることができました。海外で子育てをしていると、すぐに一人で不安になってしまいますが、日本語で専門医に相談ができるのでとても助かりました。
■メンタル相談(ベルギー在住/20代女性)
何をするにもやる気が出ずにモヤモヤしていましたが、ベルギーで病院に行くのは言葉の問題でハードルが高かったのですが、先生から解消法をいくつか教えていただいたので、実践してみたいと思います。自宅から日本語で相談できて助かりました。
■妊娠相談(ドイツ在住/30代女性)
ドイツで初めての妊娠・出産を経験しました。妊婦健診の度にセカンドオピニオンとして相談したり、気になる症状などがある度に相談したり、定期的に相談させていただき無事出産できました。ヨクミルがなければ、海外では不安で出産できませんでした。
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担当者のコメント
今回の実態調査で、海外生活において子育てや妊娠、健康、医療に関して多くの悩みを抱えていること、それを日本語で相談したいと思っていること、信用できる情報を入手したいと思っている方が多いことが、改めて明らかになりました。
YOKUMIRUオンライン医療相談サービスでは、妊娠や子育ての不安も解消できる相談科の医師も多数登録しています。今後もホームページやセミナー、会員向けのニュースレターなどで情報発信を行い、気軽に相談できる環境を整え、海外で妊娠・出産や子育てをする方が、より安心して過ごせるようにサポートしてまいります。
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アンケートにご協力いただいた企業
株式会社グローバルライフデザイン(駐在ファミリーカフェ/ SUNNY PARK)
Plus Dutch
NZdaisuki.com Co., Ltd.
一般社団法人ラテンアメリカ協会
DAILYSUN NEW YORK LLC
ブルー・マーリン・パートナーズ株式会社
社長チップスエンタテイメント株式会社
Mahogumi Co., Ltd.(タイランドハイパーリンクス)
Cultural Interaction by Support and Management vzw(ベル通)
STS Innovation, Inc.(U.S.FrontLine)
コモンズ・ラフト株式会社
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YOKUMIRUについて
海外で活躍する日本人を対象としたオンライン医療相談サービスです。パソコンやスマホアプリを利用して、世界中どこにいても日本人専門医に医療相談ができます。2021 年のリリース以来、60カ国・3,500 人以上の会員に利用されています。
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YOKUMIRU の特⻑と利用方法
①24時間いつでも予約可能
お手持ちのパソコンやスマホのアプリで、いつでも予約可能です。最短で 12 時間後の予約ができます。滞在地のタイムゾーンを設定できるので、日本や世界各地にいる医師との時差を気にせず操作ができます。
②様々な相談科の専門医より選べる
総合診療科、内科、耳鼻咽喉科、外科、整形外科、産科・婦人科、神経内科(脳神経内科)、精神科(心療内科)、小児科、眼科、皮膚科、泌尿器科、歯科・口腔外科など、20 以上の相談科から、症状や悩みに適した日本人専門医を選べます。
③相談後も記録が確認できる
相談後、医師が記入した「相談記録」を共有するので、気になるアドバイスなどをいつでも確認できます。
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会社概要
【YOKUMIRU株式会社について】
会社名:YOKUMIRU株式会社
設立:2022年2月17日
代表取締役:原 翔平
資本金:17,000,000円
所在地:東京都渋谷区神宮前3-1-27-703