神奈川県鎌倉市にある旗上辨財天社(はたあげべんさいてんしゃ)をご紹介致します。
三方を山に囲まれ、残る一方は海という天然の要塞と云われた鎌倉の町づくりの中心的存在、鶴岡八幡宮の境内末社である旗上辨財天社は、ご祭神として宗像三女神<多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)、市寸嶋比売命(いちきしまひめのみこと)、多岐都比売命(たぎつひめのみこと)>を祀られているお社です。
お社は、鶴岡八幡宮の三ノ鳥居をくぐってすぐのところにある、源平池に浮かぶ島に建っているため、小さな橋を渡って行きます。
旗上辨財天社の子宝祈願について
お社が小さいため昇殿参拝はできませんが、3,000円のお初穂料でお申込みいただくと、次の巳(み)の日にご神職がご祈祷されたお守りを授かることができます。ご祈祷は巳の日のみに執り行われるので、事前にご確認いただことをおススメします。
お札を授かる場合、お初穂料は800円になります。
旗上辨財天社の子宝ご利益スポット
旗上辨財天社及び鶴岡八幡宮境内の子授け祈願おススメスポットを4つ紹介いたします。
スポット1 「平家池」
1つ目は旗上辨財天社がある島が浮かんでいる「源平池」です。
源平池は、鶴岡八幡宮のご本殿に向かって参道を歩いた際、右側にある「源氏池」と左側にある「平家池」を合わせた呼び名です。
スポット1 「源氏池」
源氏池には、3つの島が浮かんでおり、源氏の繁栄(産)に通ずると云われております。一方、平家池には、4つの島が浮かんでおり、平家の衰退(死)に通ずると云われております。(左の写真が源氏池で、右が平家池です)
旗上辨財天社は、源氏池に浮かぶ島にあり、産まれて繁栄するという祈りにも通じる縁起いいお社なので、おススメです。
スポット2 「政子石」
2つ目は旗上辨財天社のご本殿の裏手にある「政子石」です。
源頼朝公が政子の安産を祈ったとされることから「政子石」と呼ばれており、別名「姫石」と称され、古くより「子授」「縁結び」「夫婦円満」などの祈願石として知られています。
スポット3 「親銀杏、子銀杏」
2010年3月、台風並みの強風と翌日の雨交じりの雪により倒伏した樹齢1000年とも云われる立派な銀杏のご神木(親銀杏)。現在は、倒伏した銀杏の横に新しい銀杏の木(子銀杏)が育っており、1000年先の未来へと繋がる息吹を感じさせてくれています。
新たな命を育み、元気に育つというメッセージが込められた状態とも捉えられるので、その姿を見ながらご祈願されるのもおススメです。
スポット4 「宇佐神宮遥拝所」
4つ目は鶴岡八幡宮のご本殿に入る手前左側にある「宇佐神宮遥拝所」です。
旗上辨財天社が源氏池の島に鎮座できているのは、鶴岡八幡宮が存在し続けているから。その鶴岡八幡宮が存在するのは、八幡宮の総本宮である大分県の宇佐神宮が存在してくれているから。
この関係性を頭に置きつつ、目の前にあることは全ていろんな方々のおかげですと意識して遥拝(遥かに隔たった場所から拝む)されてみるのもおススメです。
旗上辨財天社の子授かりお守り
政子石守
政子石守
1500円
子授子宝守
子授子宝守
800円
旗上辨財天社の基本情報
神社名 | 旗上辨財天社 |
主祭神 | 多紀理毘売命(たぎりひめのみこと) 市寸嶋比売命(いちきしまひめのみこと) 多岐都比売命(たぎつひめのみこと) |
住所 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31 |
電話番号 | 0467-22-0315(鶴岡八幡宮さまの代表電話) |
ご祈願受付 | 8:30〜16:30 |
駐車場 | 有り |
ご祈祷料 | 3,000円 (巳の日にご祈願後、お守りなど授与) |
昇殿参拝対象 | 不可 |
郵送祈祷 | 郵送可 |
最寄り | JR横須賀線JR湘南新宿ライン「JR鎌倉駅」東口から徒歩10分 江ノ島電鉄「江ノ電鎌倉駅」から徒歩10分 |
URL | https://www.hachimangu.or.jp/ (鶴岡八幡宮さまの公式HP) |